2005年7月21日に、中国は人民元の決定を基本的には市場の需給に任せ、通貨バスケット制を参考にした管理変動為替制度の導入を発表しまし た。これにより、人民元の米ドル単一通貨のペッグ制が終わり、人民元相場の弾力性を高めてきました。3年後の2008年末、人民元の対米ドル相場の上昇幅 は累計21%となりました。
今年6月19日、中国人民銀行は、人民元為替形成メカニズムの改革を進め、人民元の弾力性をより一層強めると発表しました。(万、吉野)
北京市交通委員会が20日発表したところによりますと、今年上半期、北京市の自動車数は去年の下半期より34.5万台も増えたことがわかりまし た。
一方、公共交通手段を利用する人も、人口の39.3%に上っているということです。
今年上半期、北京市の自動車の数は毎月平均5.75万台の割合で増え、歴史上増加率が最も速い時期となり、いまの北京市の自動車数は合計 436.4万台に達しています。
この影響をうけてか、北京市の交通事情はいっそう深刻化しています。例えば、朝と夜のラッシュアワーの時間帯での混雑する道路の一時間の 平均走行速度は24.2キロと22キロにまで落ち、去年同期よりそれそれ3.6%と4.8%遅くなっています。
第43回ASEAN・東南アジア諸国連合外相会議は20日、ベトナム のハノイで閉幕しました。会議で発表された共同コミュニケは「外相らはASEAN共同体の建設促進や、ASEANの対外関係などの問題で共通認識に達し た」としています。
会議は「ASEAN諸国は『ASEAN憲章』に従い、政治の団結し、経済の一体化を図り、社会的責任のあるASEAN共同体の建設に力を 入れていく。各国は、今年4月に行われた第16回ASEAN首脳会議で達成した共通認識を実施していく」と改めて強調しました。
また、コミュニケは「ASEAN諸国は引き続き各協力パートナーとの全面的な協力を深め、各協力システムを完備すると共に、ASEANの 東アジア協力における核心的な役割を強化していく」としています。(Katsu/吉野)
その際、カルザイ大統領は「中国は国際・地域問題で積極的かつ建設的な役割を果たしている。われわれはテロ対策と国際問題で中国との協力を深め、 中国企業のアフガニスタン進出を歓迎する」と述べ、中国がアフガニスタンの戦後復興に寄与してきたことに感謝の意を示しました。
一方、楊潔チ外相は「アフガニスタンとのハイレベル往来を維持し、両国の政治関係を深め、共に関心を寄せる問題で協力を強化していく。中 国はこれまでどおり、アフガニスタンの独立と主権、領土保全を尊重し、治安と開発におけるアフガン政府の努力を支持し、南アジア地域協力などでアフガン政 府との協調を強め、歩調を合わせていく。また、アフガンの戦後復興に参加し、できるだけの支援を続けていく」との姿勢を示しました。
(ジョウ&林)