中国の胡錦涛国家主席は、韓国のソウルで開かれた20カ国・地域(G20)サミットと日本の横浜で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日程を終え、14日午後、帰国の途につきました。
会議期間中、胡錦涛主席はアメリカ、ロシア、韓国の大統領とそれぞれ会談し、2国間関係の増進や国際問題への対応などについて意見の一致 を見ました。また、胡主席は、日本の菅直人首相とも会談しました。これにより、釣魚島海域で起きた漁船衝突事件で悪化した中日関係は、転機を迎えると見ら れています。(鵬)
河北省隆化県でおよそ800年前の金と元の時代に使われていた北安州窯の遺跡が発見されました。この遺跡には、数万平方メートルにわたる範囲内に数十ヵ所の窯があり、政府用の窯、民間の窯、作業員の寮、作業場、ゴミ捨て場 などがあります。また、道具や磁器の重さは1トン以上になるものと見られています。
磁器製品には生活用品が多く、形はふっくらとして、色合いが素朴で、いきいきとしたモチーフとなっています。また、うわぐすりや素焼きがしっかりしており、金と元の時代における北方の磁器文化の代表作と言えます。
今回の発見は中国の北方磁器文化をより豊富なものとしているほか、当時の経済、政治、軍事、文化交流の研究に、新たな材料を提供するものとなっています。(朱丹陽)
ソウルで開かれている20カ国・地域(G20)首脳会合が12日、協議を再開しました。
会議では、世界経済の均衡かつ持続可能な成長枠組の推進、国際金融システム改革、グローバル金融安全ネットワーク、発展と貿易をめぐる協議が展開され、胡錦涛国家主席は中国政府の立場を明らかにする予定です。(ジョウ&中原)
全国人民政治協商会議の賈慶林議長は、シリア、ポーランド、オマーン、カザフスタンの4ヵ国への公式訪問を終え、11日夜北京に戻りました。
今回の訪問は10月29日に始まったもので、これら4カ国の首脳とそれぞれ会談し、率直な意見交換を行い、信頼関係を促進することができました。(閣、国清)