中国では現在、心脳血管疾患や糖尿病などを含む慢性疾患が、公衆衛生上の深刻な問題となりつつあります。これを背景に、北京市で29日、「2017年中国慢性疾患と情報大会」が開かれました。参加した専門家や政府高官らは、慢性疾患の予防のため、喫煙や運動不足、カロリーと塩分の摂りすぎといった生活習慣の改善を呼びかけるとともに、「インターネットやビッグデータなどを慢性疾患の予防対策に活用すべきだ」と提唱しています。

中国では近年、高血圧や糖尿病などの慢性疾患の発症率が上昇傾向にあり、高血圧患者が2億人以上、糖尿病患者が1億人以上に上っています。中華予防医学会の王隴徳会長は、「慢性疾患を誘発する主な原因は、喫煙、運動不足、高カロリー・高塩分の摂取といった習慣だ。我が国ではこれら疾患の患者数が年々増え続けている」と指摘した上で、「現在、中国慢性疾患予防対策ネットワークの構築が模索段階にあり、その情報化作業は当面の急務になっている。医療技術とIT技術を効果的に融合させれば、必ずや慢性疾患の予防対策は前進するだろう」との考えを示しました。

ニュージーランドで現地時間29日、イングリッシュ首相が報道機関に対し、「李克強首相が来訪したことで、両国の自由貿易協定（FTA）のグレードアップに積極的な効果が表れるだろう」と、両国関係の深まりに期待を示しました。

イングリッシュ首相は、「李克強首相との会談は、非常に大きな成果を挙げ、一連の重要問題、とりわけ貿易と投資の分野で重要な合意に達した」と評価しました。

今回の会談で、自由貿易協定（FTA）のグレードアップ交渉を開始する時期が確定したことが、注目されています。これについてイングリッシュ首相は、「李首相は、中国が西側諸国と自由貿易協定のレベルを引き上げる交渉を決定したのは、今回が初めてだと話していた。今後、より多くの良質なニュージーランド製品が中国市場に進出し、より良い優遇策に恵まれるだろう。現在、これに関する交渉が進められている。もちろん、ニュージーランドも中国に対等の待遇を与えるつもりだ」と述べました。

なお、ニュージーランドはより多くの中国人観光客を受け入れるため、中国人観光客に特定の訪問地要件を設けず、一回の滞在期間90日以内、有効期間5年という数次ビザと電子ビザを、オーストラリアに続いてまもなく発給するということです。

スブラマニアム保健相は、「現在、マレーシア外務省と首相府が朝鮮との政府間交渉を行っている。決定内容の一部はまもなく発表する。保健省は政府の決定に従い遺体を取り扱う」と明らかにしました。

先月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で朝鮮籍の男性が死亡した事件で、遺体の取り扱いについてマレーシア政府と朝鮮政府の意見がかみ合わず、両国関係は一時緊張状態となっていました。

新しく加盟したアジア太平洋地域内の国・地域は、中国香港、アフガニスタン、アルメニア、フィジーと東ティモールで、地域外はベルギー、カナダ、エチオピア、ハンガリー、アイスランド、ペルー、スーダンとベネズエラです。

新しく加盟した13の国・地域は国内での法律手続きを済ませた後、初期登録の資本金を納付すれば、正式にAIIBメンバーとなります。