上野動物園は22日、生後70日となったジャイアントパンダの雌の赤ちゃんについて、21日の身体測定で体重が3756.4グラム、鼻先からしっぽの付け根までの体長が47.9センチになったと発表した。11日の測定時より体重は746グラム増、体長は4.0センチ増。同園によると、前脚にしっかり力が入るようになり、簡単に上体を起こすことができるようになってきたという。また、寝ている時以外は前脚を踏ん張って前進したり、体の向きを変えたりするなど動きが活発になっている。

金融庁が2018年度の機構・定員要求に盛り込む組織再編案の概要が21日、分かった。　バブル崩壊後の1990年代以降に深刻化した不良債権問題がほぼ収束したことを受け、金融機関の財務実態把握を担ってきた検査局を廃止。銀行、保険、証券など業態別の立ち入り検査を行う部門を日常の監督業務を行う監督局に統合する。旧大蔵省金融検査部の機能を引き継いだ検査局は、同省の護送船団行政が不良債権問題を深刻化させたとの反省の下、透明な行政への転換を目指してきた金融庁の象徴的な存在だった。

厚生労働省は来年度、飲食店が喫煙専用室を設置する費用の一部を助成する方針を固めた。費用負担を理由に設置をためらう飲食店を後押しし、非喫煙者がたばこの煙を吸い込む受動喫煙対策を強化する狙いだ。厚労省は助成や普及啓発などの受動喫煙対策として、来年度予算の概算要求で前年度の約５倍となる約55億円を計上する。助成金は、飲食店が換気装置などを備えた喫煙専用室を設置したり、改修したりする場合、国が200万円程度を上限に、工事費などの半額を負担する。