食用油国内首位の日清オイリオグループは5日、食用油を家庭用、業務用ともに10月納入分から値上げすると発表したと各紙が報じた。北米の大干魃による原料価格の高騰を受け、コスト吸収が困難になった。「日清キャノーラ油」や「日清サラダ油」、「ヘルシーリセッタ」などの家庭用は1キログラム当たり10円以上、業務用は1斗缶当たり200円以上の引き上げ。今年に入って同社が食用油を値上げするのは4、7月に続いて3回目。
マツダは6日、ロシア極東ウラジオストクで、生産台数でロシア第2位の自動車メーカー、レルスとの合弁による自動車生産の工場開所式を行ったと各紙が報じた。日本車メーカーのロシア極東での生産は初めて。式典にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するロシアのプーチン大統領が参加した。10月からマツダのスポーツ用多目的車(SUV)「CX-5」、来春から中型車「マツダ6(日本名アテンザ)」の生産を開始する。
全日本空輸(ANA)はこのほど、ANAグループ運航乗務員(約2,500名)にiPadを1人1台配布することを決定したと各紙が報じた。9月から約300名の運航乗務員による3カ月の運用検証を行い、その後、2013年2月より本格的に導入する。今回のiPad導入は、2012年~2013年度ANAグループ経営戦略で掲げる「構造改革」の具現化の1つ。運航マニュアルの電子化やコックピット等における情報活用の促進を図ることで、高品質なオペレーションの実現と運航に関わるコストの効率化を推進するという。