秋田犬ツーリズム(秋田県大館市)は、SELF(東京都新宿区)のコミュニケーション人工知能を活用したAI秋田犬「mofuu」の運用を始めた。ウェブサイトの訪問者に宿泊日数や人数などを質問し、回答をもとに趣向や条件に沿った観光プランを生成する。欧米から日本に訪れる観光客を意識して、英語での会話にも対応する。SELFのAIエンジンは、サイト利用者の特性や会話の判断材料となる独自のライブラリや解析・記憶システムなどを用いて、利用者とのより自然な会話を実現する。
宮城県は25日、2019年度に実施する観光キャンペーンで、人気漫画「サザエさん」、人気キャラクター「ポケットモンスター」を起用すると正式に発表した。家族連れを中心とした幅広い世代をターゲットに誘客策を繰り広げる。キャンペーン期間は19年5月~20年3月で、18年度に続き通年で実施する。
青森県は県観光物産館「アスパム」をモデル施設として、人工知能(AI)を活用した観光案内の自動回答サービスを始めた。青森県観光連盟の観光情報サイトのトップページに出てくる「青森県の観光情報をチャットでお答えします」から文章を入力して質問するとAIの回答が表示される。英語、中国語、韓国語、日本語に対応する。AI自動観光案内の狙いは、観光案内機能の充実・強化と青森の観光について問い合わせてくる内容などの情報収集。
福島県は、災害対応を指揮する首長が有事の際の対応を学ぶ「防災塾」を来年1月に初めて開く。全国的に地震や豪雨被害が相次ぐ中、災害を想定した演習や模擬記者会見を行い、首長の対応力を磨き、地域防災力の強化につなげる。迅速な避難指示・勧告の発令や避難所運営における衛生面の確保など、過去の大規模災害で得た教訓も反映させる。防災塾は浜、中、会津の3方部で各1日、計3日間の開催を検討。