京都・京セラ美術館と城南宮斎館で9月10日から、「近世京都の宮廷文化~宮廷大礼文化の風景~」が開催されると伏見経済新聞が報じた。9月9日は、同展に先駆け城南宮の拝殿で多数の来賓の前で祝いの舞として、厳かな雰囲気の中、いちひめ雅楽会による五節の舞と東遊が披露された。同展では、794年の平安建都以来、京都で形成された宮廷文化、中でも即位式や大嘗祭などの一連の儀式、大礼に関する貴重な資料約60点を展示する。
滋賀県愛荘町長野の蔵元「藤居本家」は、アジア圏を中心とした外国人に日本酒に親しんでもらおうと、留学生らの意見を取り入れて仕込んだ純米吟醸原酒「琵琶の舞」を造った。海外展開にも役立てる予定。滋賀大社会連携研究センター(彦根市)との共同事業の一環。同大学で学ぶ中国やベトナムなどの留学生約20人が同蔵元の既存の商品を飲み比べたり、外国人旅行者にアンケートをしたりして味の方向性を探った。
和歌山県田辺市下川上、日置川の支流「安川」で15日、麦わらの舟に新仏をのせ火を付けて流す盆行事「流れ施餓鬼」があった。遺族らが舟を見送った。地元愛郷会が守り継いでいる県無形民俗文化財。舟は長さ約8メートル、幅約1メートルで、愛郷会の会員が作る。 下川上集会所近くの河原で、近くにある法伝寺の瀬戸道雄住職が経を読み、参列者が焼香した。
明治~昭和期にかけての奈良にまつわる美術作品約200点を集めた「奈良の街に眠る名品たち展」が奈良市美術館(イトーヨーカドー奈良店5階)で開かれている。14日まで。
当時の様子を紹介しようと、市民から寄せられた作品をもとに同館が初めて企画。展示品は明治~大正期の奈良の風景写真、奈良の風景を描いた日本画・洋画、一刀彫などの彫刻、絵はがきやポスターの歴史資料など。
姫路城前をスタート地点としたフルマラソン「世界遺産姫路城マラソン2017」へのエントリー締め切りが8月31日に迫ったと姫路経済新聞が報じた。3回目となる同マラソンは来年2月26日に開催。「お菊井戸」で有名な十二所神社、書写山円教寺など市内の名所を巡り、塩田温泉郷近くで折り返し、姫路城三の丸広場をゴールとする42.195キロのコースが設定されている。