9月の日産自動車に続いて群馬の基幹企業スバルでも27日、無資格検査問題が発覚した。しかも、現場は太田市の群馬製作所本工場と矢島工場の2工場で、スバル城下町の太田市や県財界からも、驚きの声とともに「できるだけ早く信頼回復に務めてほしい」という悲痛な声があがっている。スバルは本社こそ東京都渋谷区恵比寿に置いているが、自動車製造工場は全国でも群馬県内に現場となった2工場と大泉工場(大泉町)の3工場が請けおう。
宇都宮市の大谷資料館で25日からデジタルアートとコラボレーションした企画展が始まり、地下空間が光の美術館になった。世界的なデジタルアーティスト長谷川章さんが手掛けたもので「デジタル掛け軸」という自然や建物などをキャンバスにして幾何学模様を映し出す空間照明アート。100万枚に及ぶ画像が約30秒ごとに切り替わる。採掘場跡の地下空間を光の美術館にして大谷地区の活性化につなげたい考え。
伝説上の聖獣、龍をテーマにした企画展「龍を描く-天地の気」が25日、北茨城市大津町の県天心記念五浦美術館で開幕する。14世紀の南北朝時代から現代に至る日本画の名品を一堂にそろえ、龍に挑んだ画家たちの表現の軌跡をたどる。会期は11月26日まで。開館20年を迎えた同館の本年度メインの展覧会。「思想家、岡倉天心が思い描いた龍」「仏画に描かれた龍」「寺社建築に登場する龍」などの切り口から55点を展示。
鎌倉市の極楽寺・稲村ガ崎地区でさまざまなアート作品や体験講座が楽しめる「鎌倉 極楽寺・稲村ガ崎アートフェスティバル」が、6日から15日まで行われる。「イベントを通じて地域の魅力を伝えたい」と、1997年に3店舗でスタート。21回目となる今年はギャラリーや店舗、個人宅など計約50店舗までに増えた。
四ツ谷の東京おもちゃ美術館(新宿区四谷4)と四谷ひろば(同)で14日・15日、年に1度のおもちゃと遊びの祭典「東京おもちゃまつり2017」が開催される。主催は認定NPO法人芸術と遊び創造協会 東京おもちゃ美術館。旧四谷第四小学校の校舎・体育館・校庭を会場に、全国のおもちゃコンサルタントや企業、自治体など総勢100団体以上が集まり、手作りおもちゃの販売やワークショップなどを展開する同イベント。