水戸市の夏の風物詩「第５６回水戸黄門まつり」のメインイベント「水戸黄門パレード」が６日、中心市街地で行われた。今年はTBS系テレビ時代劇「水戸黄門」で５代将軍、徳川綱吉役などを演じた俳優の風間トオルさんと納豆が大好物だという女優の福原遥さんが参加。山車に乗りながら沿道の市民らに手を振り、祭りを盛り上げた。

水戸市は15日、平成23年の東日本大震災で半壊の被害を受け、建て替えが決まっている水戸市役所本庁舎（同市中央）の起工式を行った。平成30年６月に完成させ、同年８月下旬の業務開始を目指す。起工式には市の関係者ら100人以上が出席。神職が祝詞を奏上した後、関係者が鍬入れの儀を行い、玉串が納められた。高橋靖市長は「震災から５年４カ月。やっとここまでたどり着いた」と語った。

橋本昌知事は23日の記者会見で、８月５日に開幕するリオデジャネイロ五輪のサッカー競技の視察を検討していることを明らかにした。視察などを通じて、2020年東京五輪のサッカー競技の鹿嶋市への誘致を実現させたい考えだ。サッカー競技は五輪開会式前に始まる。橋本知事はブラジルとアルゼンチンの茨城県人会設立55周年記念式典に出席するため、サンパウロとブエノスアイレスの訪問を決めており、これに合わせてリオデジャネイロにも立ち寄る方向という。

国と県が整備を進めていた茨城港常陸那珂港区（ひたちなか市）の中央埠頭に水深12メートルの耐震強化岸壁が完成し、完成・供用式典が開かれた。整備されたのは中央埠頭国際物流ターミナルの岸壁270メートルで水深12メートル。７万５千トンクラスの貨物船が接岸できる。これにより、建設機械や自動車を運ぶ「RORO船」が２隻同時に接岸することが可能となり、輸送の効率化につながることが期待される。