筑西市とJA北つくばの関係者が県庁を訪れ、出荷が始まった特産の「こだますいか」をPRした。茨城は日本一のこだますいかの産地で、ほとんどがJA北つくば管内の筑西市と桜川市で栽培されている。今年は1月の降雪でパイプハウス約300棟、約14ヘクタールが倒壊する被害があった。作付面積が2~3割減少することが懸念されたが、JAの補助やボランティアの助けもあり、2~3%減にとどまった。
県は7月から、釣り人向けに直江津港(上越市)の第3東防波堤を本格的に有料で開放する。昨秋の試験開放中に安全面や港の運営面で問題がなかったためで、試験開放時よりも区間を200メートル延長。既に開放している柏崎港西防波堤でも釣り場の区間を沖に拡大する。防波堤の本格開放は2011年度の新潟東、14年度の柏崎に続いて3港目。
昨年9月の東日本豪雨から10日で7カ月。甚大な被害を受けた常総市では、春の恒例イベント「水海道千姫まつり」を復興祈念と銘打ち、今回初めて9、10日の2日間に拡大して開催したと産経新聞が報じた。時代衣装に身を包んだ千姫一行のパレードを見る市民らの表情は笑顔であふれ、県立水海道二高の女子ハンドボール部が全国選抜大会での優勝を報告するなど、明るい話題を提供しイベントに花を添えた。
都会からの移住を促そうと、茨城県と県内の市町村、常陽銀行などは4月から、“県民登録”をした人たちに、県内のホテルなどで割引が受けられるパスポートを贈り、都会に残す家のローン返済の負担も軽減する全国初の取り組みに乗り出す。人口減少対策で都道府県間の住民獲得競争が激しくなることを見据えて攻勢に出る。
水戸市に春の訪れを告げる「第120回記念 水戸の梅まつり」が2月20日、同市の偕楽園などで開幕した。120回という節目の今回は、昨年4月に偕楽園や弘道館が日本遺産に認定されてから初開催となり、3月31日までの期間中に例年以上の“おもてなし”が用意されている。偕楽園の約100品種3千本の梅は現在5分咲き。