北アルプス・立山連峰を貫いて富山と長野の両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」は16日、約4カ月半ぶりに全線で営業を始めた。国内外から訪れた観光客が、雪壁の間を縫って歩く「雪の大谷ウオーク」など壮大な銀世界を楽しんでいる。中心地の室堂ターミナル(標高2450メートル)は朝から晴れ渡り、午前7時の気温は0・6度。雪の大谷では観光客らが13メートルの壁を見上げながら散策した。
福井県の大野、勝山両市の2015年の観光入り込み客数が、ともに200万人を突破したと福井新聞が報じた。大野市は05年の合併以来初めてで、勝山市は15年ぶり。北陸新幹線金沢開業の効果が奥越にも波及したことが主な要因とみられる。大野市ではまちなか、郊外ともに順調で、勝山市では県立恐竜博物館を含む長尾山総合公園(かつやま恐竜の森)が大きく伸ばした。
最大震度6強を観測し、1人が死亡、338人が負傷した能登半島地震は25日、発生から9年を迎えたと北國新聞が報じた。被害の大きかった輪島市門前町では追悼と復興への感謝の式典が行われ、住民らが年月を経ても震災の記憶を風化させず、防災意識を高めていく誓いを新たにした。
「富山国際会議場」(富山市大手町)で3月26日・27日、「第一回北陸オーディオショウ」が開催されると富山経済新聞が報じた。北陸地方のオーディオ文化啓発活動とオーディオ業界の振興を目的に開く同イベント。国内外メーカーや輸入代理店など35社71ブランドが出展する。日本海側では最大規模の開催となる。
奈良・東大寺の「お水取り」を前に、若狭地方から東大寺に清水を送る伝統神事「お水送り」が2日夜、福井県小浜市で執り行われた。小浜市の神宮寺境内では大護摩がたかれ、ほら貝の音が鳴り響く中、白装束に身を包んだ僧侶や参拝客が、燃えさかるたいまつを持って練り歩いた。遠敷川に沿って約2キロ先の「鵜の瀬」に到達後は、住職が祝詞を読み上げ、竹筒から「お香水」を川に注いだ。