2010年台湾・広東ウィークが17日に、中国台北で開幕しました。開催期間中、広東と台湾からの企業が仕入れと投資に関する契約を締結する予定で、その金額が67億ドルに達します。
広東省の黄華華省長は開幕式で、「広東省にある台湾系の企業は2万3800社ほどあり、その投資額は469億ドルに達している。現在、経 済と貿易、文化などの分野における両地域の協力関係の発展は順調に進み、広東省に長期滞在する台湾商人は20万人を上回っている。今後も、広東省は電子と 情報、メディア、新エネルギーにおける協力を深め、さらに農業分野での協力の強化を推進していく」と述べました。
なお、ウイーク期間中、両地域の協力を進める経済貿易交易会、商品発注会、科学技術の革新と実用化のシンポジウムなどが同時に開催されます。(万、吉野)
2008年の四川大地震の影響で倒壊した四川省北川県立中学校の再建工事が17日の午前に竣工しました。
この再建工事は、中華全国帰国華僑連合会の支援によって行われたものです。建築面積は7万2000平方メートルで、建物は寄宿生を含めて5200人を収容できます。
中華全国帰国華僑連合会によりますと、工事に使われた資金は2億元(約25億円)で、これは世界73カ国の華僑などから寄付されたものです。寄付金を出した人は数十万人おり、中国国内では史上最多となったということです。(鵬)
中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官が17日に明らかにしたところ によりますと、中国有人宇宙飛行プロジェクトにおいて初めて空間ドッキング(宇宙空間で機体を結合すること)を目標とする天宮1号の組み立てが完了し、す でに電気性能のテスト段階に入り、2011年に打ち上げ予定となっているということです。
報道官は「電気性能や力学性能、熱性能などの一連のテストを終えた後、天宮1号は2011年に予定の軌道に打ち上げられる。そして、その後に打ち上げられる神舟8号とドッキングする」と述べました。
現在、ドッキングに関する各作業が順調に進められています。(Katsu/吉野)
新華社通信の報道によりますと、商務省の姚堅報道官は17日の記者会見で今年の1月から7月までに、中国が実際に利用した外資は583億5400万ドルで、去年同期より20.65%増加したことを明らかにしました。
また、7月は69億2400万ドルを利用し、去年の同じ時期より29.2%増えました。(Katsu/吉野)
この報告書はまた、「中国軍は過去10年間に近代化建設を加速させ、平和維持行動、人道支援活動、海賊行為の取締りなどの国際行動に参加する強い 能力を持つようになった。アメリカはこれを歓迎し、中国との協力強化を希望する。また、軍事と安全保障問題における透明度はある程度向上したが、まだ不足 している。このため、中国の意図がわかりにくく、誤解や判断ミスの可能性が増えた」と述べています。
中国外務省の報道官は今年の2月に、「中国はここ数年、軍事の透明性を増強する一連の措置を講じた。アメリカが中国の発展と国防建設を客観的かつ、公正にみることを希望する」と述べました。(翻訳:トウエンカ)