企業への襲撃を繰り返す暴力団を指定した上で、所属組員が用心棒代を要求すれば即逮捕・摘発できる規定などを盛り込んだ改正暴力団対策法が26日、衆院本会議で可決、成立したと各紙が報じた。改正法は、企業襲撃や対立抗争を繰り返す暴力団を「特定団体」に指定。所属組員が不当な取引を迫ったり、敵対組織の幹部宅周辺をうろついたりした場合は、即逮捕・摘発できる「直罰規定」を導入した。
栃木・作新学院高校3年の17歳、萩野が五輪日本水泳の歴史に名を刻んだと各紙が報じた。男子400メートル個人メドレーで、「怪物」と呼ばれる北京五輪8冠のマイケル・フェルプス(米)を抑え、この種目で男子初となる五輪メダルを獲得した。日本競泳男子で高校生がメダルに輝いたのは、1956年メルボルン五輪の山中毅以来、56年ぶりという。
ロンドン五輪は開会式前日の26日、日本のサッカー男子はグラスゴーで優勝候補のスペインと対戦、1-0で勝って白星発進した。日本がスペインを破ったのは、あらゆる年代の試合で史上初。1996年アトランタ五輪でブラジルを破った一戦以来の金星となったという。
脱原発を訴える抗議集会が29日、東京都千代田区の日比谷公園で行われ、1万5千人超とみられる参加者が集まった。霞が関などをデモ行進した後、国会議事堂を取り囲み、キャンドルを手に「金より子どもの未来を」「原発をなくせ」と抗議した。
各紙によれば宮城県の沿岸13自治体で障害者手帳所持者の3.5%にあたる1027人が東日本大震災で亡くなり、死亡率が住民全体の2.5倍に上ったことが障害者支援団体「日本障害フォーラム宮城」の調べで30日、分かった。大半が津波による溺死とみられる。死亡率が15%以上の自治体もあり、沿岸部に住む多くの障害者が津波から逃げ遅れた可能性がある。