安倍首相が来年１月21日、モスクワでプーチン露大統領と首脳会談を行う見通しであることが分かった。首相はスイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）への出席前にロシアに立ち寄る方向だ。これに先立ち、河野外相が１月14日にモスクワを訪れてラブロフ露外相と会談し、首脳会談に向けて詰めの協議を行う。

年末の人出でにぎわう東京・歌舞伎町の繁華街を、警視総監がパトロールした。東京・新宿の歌舞伎町では三浦正充警視総監が、街頭での警戒活動にあたる警察官を激励するとともに、地域の防犯ボランティア14人と一緒に繁華街をパトロールして防犯を呼びかけた。警視庁は来月３日まで、のべ16万6000人の警察官を動員して年末年始の特別警戒を行う。三浦警視総監は「年末年始は強盗やスリ、万引きの発生が懸念されるため、防犯活動を強化して安全・安心の確保に全力を尽くしたい」とコメントしている。

山下貴司法相は21日の閣議後の記者会見で、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の長期勾留に海外から批判が出ていることについて、一般論と断った上で「刑事訴訟法の規定に従って司法判断も経ているわけで、適正に行われていると承知している」と述べ、批判は当たらないとの認識を示した。

政府が国際捕鯨委員会（IWC）を脱退し、約30年ぶりの商業捕鯨再開にかじを切った。IWCと一線を画し、日本の食文化を守るべきだと主張する自民党議員らによる脱退論の盛り上がりが沸点を迎えた結果と言える。外務省は、年明けの日米新貿易交渉、2020年の東京五輪・パラリンピックへの影響を理由に最後まで抵抗したが、政治決断に押し切られた格好だ。