宮内庁の西村泰彦次長は4日の定例会見で、皇太子さまのご即位を祝う一般参賀について、5月4日に皇居・宮殿で行うと発表した。4月30日に譲位する天皇陛下と皇后さまは、この一般参賀には参加されないという。宮内庁は今後、お出ましの皇族方や回数の検討を進める。一般参賀は、皇太子さまが新天皇として公式行事で一般国民の前にお出ましになる初めての機会となる見通し。新天皇として参賀者にお言葉も述べられる。皇太子さまは陛下の譲位に伴い、5月1日に即位される。
厚生労働省は28日、全国の乳幼児健診の未受診者や未就園児のうち、昨年11月末時点で、2936人の子どもが目視などによる安全確認ができなかったとの調査結果を公表した。 自治体には引き続き確認作業を進めてもらい、改めて報告を求める。調査は、東京都目黒区で昨年、5歳の女児が虐待死した事件を受け、政府が実施を決定。全国の市町村が調べていた。
4月1日に決定する新元号に関し、安倍晋三首相が3月中に複数候補を皇太子さまに直接伝える方向で調整していることが分かったと各紙が報じた。政府関係者が2日明らかにした。5月1日に皇太子さまが新天皇に即位される前に新元号が公表されることに不満を抱く保守層への配慮もあるとみられる。首相は先月22日に東京・元赤坂の東宮御所を訪れ、皇太子さまに国内外の諸情勢を説明した。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県亘理町荒浜地区で2日、震災の教訓を刻んだ石碑「警世の碑文」の完成除幕式があった。まもなく震災から8年がたつのを前に、同地区の住民らは「碑文に刻まれた内容を後世に伝えていきたい」と話した。警世の碑文には津波が来る時に重要な5カ条の教訓が刻まれており、建立した荒浜地区まちづくり協議会が文章を募集していた。