ロボット同士が連携して道案内してくれるヒト型ロボットの実証実験が羽田空港で始まる。日立製作所が開発した接客・道案内ロボット「EMIEW3」は人の歩く速度と同じ速さで動くことができ、英語と日本語での対応が可能。外部の監視カメラと連携して、立ち止まっている人を見つけると自ら助けにいく。ロボット同士で情報を共有することができるため、最初に接客していたロボットとは別のロボットが目的地まで道案内をすることも可能。日立製作所は商業施設や空港などでの観光客への対応を想定していて、2018年度の実用化を目指している。
国土交通省は、全国の都市公園の中に民間事業者がカフェや売店を設けやすくなるよう、施設を設置できる期間を現在の10年から延ばす方針を固めた。10年では期間が短く、設置に掛かった費用に見合った利益を確保するのが難しいためで、20年か30年への延長を軸に検討している。次期通常国会で都市公園法を改正し、2017年度中の実現を目指す。法改正に加え、予算面でも新たな支援制度をつくる。
将棋のプロ棋士養成機関、奨励会に在籍する中学2年生の藤井聡太三段(14)が3日、史上最年少記録となる14歳2カ月でのプロ入りを決めた。現役最年長棋士の加藤一二三9段(76)の14歳7カ月の記録を62年ぶりに塗り替えた。「中学生棋士」は加藤一二三9段、谷川浩司9段(54)、羽生善治3冠(45)、渡辺明2冠(32)に続き5人目の快挙。そうそうたる顔触れの先輩たちが、将棋界期待の新星に祝福のコメントを送った。
政府・与党は、専業主婦世帯などの優遇だと指摘されている、所得税の配偶者控除を見直す。配偶者控除にかわり、共働き世帯にも適用する「夫婦控除」を導入する案を軸に検討する。安倍政権が「働き方改革」を掲げる中、女性の社会進出を後押しするねらいだ。9月以降、政府や与党の税制調査会などで本格的な議論に入る。