ロシア訪問中の岐阜県視察団は15日、サンクトペテルブルクにある国立宇宙とロケットの博物館を訪れ、同博物館と岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(愛称・空宙博、各務原市)が連携事業を進めることで合意した。具体的な事業の協議を進め、9月にも宇宙とロケットの博物館関係者を空宙博に迎える。古田肇知事や空宙博の松井孝典館長、浅野健司各務原市長らは、宇宙開発を支えるロケットエンジンの実機や宇宙服など同博物館の展示を見て回った後、ウラジスラフ・ボルホビッチ館長、国際交流を担当するセルゲイ・カリューシキン副館長らと面談した。
10連休となる今年のゴールデンウイーク。中部国際空港はピーク時に出国する人数が過去最高となる見通しだ。中部国際空港が19日発表したゴールデンウイークの国際線の予約状況によると、出国のピークは4月27日でこの期間としては過去最高となる1万3300人が海外に旅立つ予定だという。4月26日から5月6日にかけて海外に出発する旅客数は、去年に比べ3割以上も多い10万8600人となっている。
岐阜県飛騨市古川町の古川祭(気多若宮神社例祭、国指定重要無形民俗文化財)は19日開幕し、さらし姿の約700人の男衆がぶつかり合う「起し太鼓」を勇壮に繰り広げた。起し太鼓は、例祭の始まりを告げるために太鼓を打ちながら家々を回ったことが起源とされ、江戸時代から続く。町中心部のまつり広場で出立祭を営んだ後、午後9時前に打ち出し。起し太鼓主事の朱雀組の若者が櫓の大太鼓にまたがり、「ドーン」と大地を揺るがすような音を鳴らして町を練った。