高齢化率日本一の秋田県で、各地のお年寄りが収穫した山菜を集めて首都圏に出荷する事業が好調だ。5年前に県が音頭を取って始め、昨年にはお年寄りたちがNPO法人「あきた元気ムラGB(じっちゃん・ばっちゃん)ビジネス」を設立。受注など県の役割を引き継ぐ計画で「高齢者の活躍の場をつくっていきたい」と意気込んでいる。
秋田県は4月23日、ツキノワグマの目撃件数が例年以上のペースで続いていることや、今年初の人身事故が発生したことを受け、ツキノワグマ出没に関する注意報を発令した。発令期間は7月15日まで。県自然保護課は「山菜採りなどで山に入る機会が増えるが、必ず単独ではなく複数で行動してほしい」と注意を呼び掛けている。
「衝撃的な数字」「一喜一憂せず、まちづくりを進める」―。国立社会保障・人口問題研究所が30日発表した将来推計で、2045年の県人口が60万1649人に減少すると予測された秋田県。特に減少が大きく進むとされた県内自治体からはさまざまな声が聞かれた。推計によると、県内では人口減のペースが最も緩やかな秋田市でも15年から45年までの減少率が28.5%に達し、13市町村では人口が半分以下に減る。佐竹知事は「難局を乗り越えるため、人口減を県民それぞれが自分に関係していることだと認識し、故郷を守るために何をすべきか考えてほしい」と呼び掛けた。
秋田、大館能代の両空港ターミナルビルが共同開発した「秋田犬ぬいぐるみ」が話題になっている。平昌冬季五輪のフィギュアスケート女子で金メダルに輝いたアリーナ・ザギトワ選手(15)に県が先月28日、この縫いぐるみ2個を含む秋田犬グッズを贈ったとの報道を受け、人気に火が付いた。通販での取り扱い以外、店頭販売しているのは両空港だけ。3日は購入目的で秋田空港を訪れる人もいた。
横手市で2月15日・16日、小正月の伝統行事「かまくら」が行われたと横手経済新聞が報じた。約450年の歴史があるといわれる同行事。今年は、大人が4~5人入れる大型のかまくら約100基と、ロウソクをランタンのようにともすミニかまくら5000個以上を市内各所に作った。