県警山岳安全対策課は1日、今夏(7~8月)に県内で発生した山岳遭難の件数は107件で、昭和29年の統計開始以降、平成27-年の108件に次ぐ3番目の多さだったと発表した。今夏は新たな国民の祝日「山の日」(8月11日)を迎え、山岳レジャーが注目されているが、警察庁のまとめでは昨年1年間の山岳遭難者数は初めて3千人を超えて3043人(249人増)と深刻な状況にある。県警が引き続き注意を促している。
日本鉱物科学会は24日、金沢市で開かれた総会で、糸魚川市を中心に産出されるヒスイを「日本の石」(国石)に選定した。最終候補に残った5種類の国産石から会員約120人の投票で選んだ。佐渡市の佐渡金銀山などで産出された自然金も最終候補に残ったが、選から漏れた。日本の石選定は、学会が一般社団法人化したことを受けた記念事業。
奈良の正倉院の古文書に、「朝廷に原料の麻を納めた」という記録も残るなど“和紙の里”として知られる市川三郷町が、地元の市川和紙工業協同組合の協力を得て、障子をイメージしたオリジナルの「インタビューボード」を導入したと産経新聞が報じた。同町では基幹産業の「市川和紙」の魅力を通して、町の知名度アップを目指すという。
国民の祝日「山の日」(8月11日)の制定を祝う第1回「山の日」記念全国大会が10日、松本市で始まった。皇太子ご夫妻と長女の敬宮愛子さまも同日午後、多くの市民らの出迎えを受けて同市に入られ、歓迎レセプションが盛大に催された。山に関係深い国や団体の代表ら約500人を招いて11日に景勝地・上高地で開かれるメインの記念式典を控え、岳都は祝福ムードで沸き返った。
稲わらなどを使って制作した巨大なオブジェを披露する地域おこしのイベント「わらアートまつり」が3、4の両日、新潟市西蒲区松野尾の上堰潟公園で催される。9回目を迎える今年のテーマは「変幻自在」。武蔵野美術大の学生37人と地元の市民らが協力して高さ3メートル、全長10メートルを超えるカメレオンやキツネなど6作品を2日までに完成させた。期間中に2万人程度が訪れる見込みという。