1998年の開催から7日で20年を迎える長野冬季五輪について、県民の9割近くは肯定的に捉えていることが、県世論調査協会のアンケートで分かった。公共交通機関の整備が進んだ上、五輪開催地として国際的な知名度が高まったことなどが主な理由。長野五輪に対する評価を聞いた設問では、「良かった」との回答が57.5%と半数を超え、「まあ良かった」も30.4%あった。一方、「良くなかった」「あまり良くなかった」は、それぞれ0.5%、1.9*%で、否定的な評価は3%に満たなかった。-
飯田・下伊那地方の伝統工芸「飯田水引」を使ったアクセサリーや飾り物などを対象にした「飯田水引コンテスト」が4月、2年ぶりに開催される。新たに「ギフト部門」を設け、贈答品に添える飾り物を募集する。ライフスタイルの変化で需要が低迷する水引産業の活性化につなげる。飯田水引協同組合(飯田市)や南信州・飯田産業センター(同)などでつくる実行委員会が主催する。
長野経済研究所は、平成29年度における県内企業の設備投資動向に関する調査結果を発表した。全産業の設備投資に対する実績見込み額は869億100万円に達し、前年度比で19.4%増と大幅な伸びを示した。当初計画の修正率も同3.3%の増額修正となっている。 製造業の実績投資見込み額は622億9300万円で、同24.8%の増加。
上田市に本社がある精密モーター製造のシナノケンシが、ロボット関連の2つの製品を新たに開発し今後、ロボット分野に本格的に参入する意向を明らかにした。が新たに開発したのは、ロボットハンドと、人の動きを支援するパワーアシストスーツなどに使われる「アクチュエータ」という制御システム。このうち、3つのツメをもつロボットハンドは、硬いものから柔らかいものまで様々な形状のものをつかむことができ、2年後をめどに商品化を目指している。
日本電産は31日、工業用ロボットの関節部分の部品「減速機」の月産能力を2021年3月期までに12倍に引き上げると発表した。18年4月に、子会社の日本電産シンポ(京都府長岡京市)が新工場を長野県上田市に設ける。投資額は約150億円。減速機はロボットの力の制御に使われ、人手不足を背景にメーカーの需要が急拡大している。電産シンポが別の子会社の敷地内に床面積1万4100平方メートルの工場をつくる。