高知県立坂本龍馬記念館の資料が各地を巡る展覧会が、1日から東京で始まった。展覧会を主催するソフトバンクグループの孫正義社長と尾崎知事が記者会見を開き、江戸から新しい時代を切り開くことを志した龍馬について思いを述べた。展覧会が開かれているのは東京のホテル雅叙園にある「百段階段」。県立坂本龍馬記念館はリニューアル工事のため1年間休館していて、各地で巡回展を開いている。会場には龍馬ゆかりの資料およそ70点が展示されている。
第一次世界大戦中の徳島県で、ドイツ兵の捕虜を人道的に扱った収容所の資料をユネスコの世界記憶遺産に共同申請しようと、ドイツ側と県の関係者らが調印式を行った。かつて鳴門市にあった「板東俘虜収容所」には第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵ら約1000人が収容されていたが、オーケストラの結成が認められるなど、自由で人道的な運営から「奇跡の収容所」と呼ばれた。