高知県と高知市は同市の一宮地域に共同で整備していた「高知中央産業団地」の分譲を7月下旬から始める。南海トラフ地震による津波発生に備えてBCP(事業継続計画)対応を急ぐ市内企業の流出防止や県外企業の誘致につなげる。県と市はそれぞれ6月議会に関連議案を提出する。同団地は浸水被害想定区域でなく、開発面積は約13万平方メートル。このうち約5万平方メートルを製造業を対象に分譲する。
日本一早掘りといわれるサツマイモ「土佐紅」の収穫が高知県香南市夜須町で始まった。JA土佐香美によると、収穫は7月中旬まで続き、今シーズンは例年並みの200トンの出荷を見込む。半世紀以上の歴史がある夜須町では現在、8戸が計980アールで栽培。ハウスに加え、露地でも冬場に畝をビニールで覆い、通常のサツマイモより3カ月ほど早い収穫を可能にしている。
大政奉還と明治維新150周年を記念して高知県などが開催している「志国高知 幕末維新博」の第2幕が21日に開幕する。県立坂本龍馬記念館(高知市)を改装オープンし、県内各地の地域会場も充実させる。2017年に過去最多となった県外からの観光誘客の維持・拡大につなげる。同日開館する龍馬記念館は様々な体験が楽しめる本館に加え、博物館機能を備えた新館を設けた。龍馬直筆の手紙などを多数展示する。
高知県は、民間企業や団体と連携して新しい地域活性化に取り組む「平成の海援隊」を結成した。明治維新150年を記念し県が進める「志国高知 幕末維新博」の一環。メンバーは、ヴィンテージ古着の復刻をテーマとする「ウエアハウス」と、ヴィンテージショップのカリスマ店長として知られる藤原裕氏、セレクトショップを展開する「Atmos」、人気タレントのユージさんら。