高知県内の12JAや高知県園芸農業協同組合連合会などを統合したJA高知県が1日に発足した。人口減や組合員の高齢化に対応し、業務効率化を進めて営農指導などを強化する。農畜産物の販売高は約640億円で、全国2位の規模。目玉事業として、高知市内に大型直販所「とさのさと」を4月に開設する。新JAは正組合員約4万7千人、准組合員約4万1千人。職員数は約2600人となる。
高知県は木造建築の新たな可能性の提案や普及に取り組むNPO法人、team Timberize(ティンバライズ、東京・渋谷)と同県産木材の需要拡大に向けた連携協定を結んだ。建築士や施工技術者の養成、建築資材や木製品の開発のほか、県産木材を拡販する「TOSAZAIセンター」の支援で連携する。ティンバライズは建築士を中心に全国に100人以上の会員がいる。
高知県高岡郡四万十町十和川口の道の駅「四万十とおわ」は11月17、18、23~25日の5日間、十和地域特産の原木シイタケを発信する「四万十しいたけフェア」を開催する。十和の原木シイタケは、生産者の高齢化などで、収穫量が最盛期の昭和50年代に比べ激減している。後継者の育成もにらみ、まずは行楽客に知ってもらおうと企画した。