第88回選抜高校野球大会で準優勝を果たした高松商ナインをたたえる報告会が1日、同校で行われ、甲子園決勝から一夜明けて帰郷した選手らは体育館に集まった約200人の生徒や保護者らから大きな歓声と拍手を受けた。報告会では、中筋政人校長が「高商野球部の最後まであきらめないプレーを貫いてくれたことに大きな感動をいただきました」と挨拶。
香川県土庄町にある巨樹でシンパクとしては国内唯一の特別天然記念物「宝生院のシンパク」の保全などを目的に、地元有志らが「宝生院のシンパク保存会」を設立。シンパクはイブキとも呼ばれるヒノキ科の常緑高木で、小豆島霊場54番札所・宝生院の境内にあり、樹高16.9メートル。枝は北、南、西の3方向に伸びており、文献などから樹齢は約1600年とされている。
香川県観音寺市(旧豊浜町)出身の大平正芳元首相の蔵書などを保存し、県民らが閲覧できる「大平文庫」が16日、香川県立図書館に開設された。大平元首相の資料などを展示して業績を顕彰してきた「大平正芳記念館」(観音寺市坂本町)が老朽化のため昨年3月末に閉館し、公益財団法人「大平正芳記念財団」が蔵書などを寄贈した。
香川県と県内の8市8町が水道事業の運営効率化を目指して事業統合する見通しとなった。協議への参加を見送っていた坂出、善通寺の2市が方針を転換。2017年11月にも広域事業体を設立し、18年4月の開始を目指す。人口減や設備の老朽化に対応する狙い。岡山県玉野市が給水する直島町を除いて、全国で初めて都道府県内水道事業の広域統合が実現する。
香川県内の全高校が参加した模擬議会が7日、同県議会議場で開かれたと山陽新聞が報じた。校内選挙で選ばれた1、2年の男女42が議員役を務め、10代のフレッシュな感覚を生かした地方創生のアイデアを披露した。公選法改正で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるのを控え、同県議会が主催。各校を定数1の選挙区に見立て、全国の自治体が知恵を絞る地方創生をテーマに選挙公約を掲げてもらうなど、政治や選挙への関心が高まるよう工夫した。