西都市出身で天正遣欧少年使節の代表を務めた、伊東マンショの顕彰に取り組む団体が、9月12日にローマ法王に謁見することになった。ローマ法王に謁見するのは、宮崎市の天正遣欧節顕彰会のメンバーら約10人。これは、顕彰会が、1586年にローマで200冊だけ出版された、天正遣欧少年使節のことを記した本の翻訳に取り組んでいることなどが評価され、謁見が実現したもの。会では、9月10日に宮崎を出発し、現地時間の12日にバチカンでローマ法王に謁見することになっている。
焼酎メーカーの売上高ランキングで、都城市の霧島酒造が6年連続日本一となった。帝国データバンク福岡支店によると去年の霧島酒造の売上高は、前の年から4.9%増え、682億5100万円で6年連続全国トップとなった。主力の「黒霧島」の販売が関西・関東で伸びたことに加え「赤霧島」などほかの商品も生産量が増えたことが、売り上げ増加につながったとみられる。
5つ目の工場が完成し、増産体制が整った。焼酎売上高ランキング、5年連続日本一の霧島酒造の新工場が完成し、26日現地で竣工式が行われた。完成した工場は、敷地面積、約3万2000平方メートル、焼酎の製造ラインを備えた鉄骨5階建ての建物や焼酎かすをリサイクルする施設、それに貯蔵タンクなどが設置されている。総工費は152億円で、1日あたり85トンのサツマイモを使って、約81キロリットル、一升瓶にして4.5万本の焼酎を生産することができる。
世界一の味わいを楽しんで-。宮崎県延岡市の地ビール製造会社「宮崎ひでじビール」が、英国のコンテストで世界最高賞に輝いた黒ビール「栗黒」の国内販売を始め、好調だ。当初は主に輸出向けに出荷していたが、県内外から国内販売を望む声が多く寄せられていた。 栗黒は、高温で乾燥させて黒色になるまで焦がした大麦と宮崎県産のクリを主原料にしたコーヒーのような濃厚な味わいが特徴。
プロスポーツチームなどの国内キャンプ地として人気の宮崎県は、2017年度に県内であったキャンプ・合宿の参加人数が延べ19万6835人(前年度比8%増)で過去2番目の高水準だったとこのほど発表した。韓国のチームが長期合宿をしたことなどが要因。受け入れ団体は3.9%減の1259団体。主な受け入れはプロ野球やJリーグなどの春季キャンプが461団体(前年度比1.5%増)で参加人数は過去最多の延べ10万4130人(同3.3%増)。