イノシシにかみつかれたり、突進されたりしてけがをした人身被害で、兵庫県が2016年度、17年度(11月末まで)の2年連続で全国最多を記録していることが8日、環境省への取材で分かった。17年度は2番目の岐阜、京都などが3件にとどまる中、兵庫は13件と突出。山と市街地が近い神戸・六甲山付近で多発している。近年、京都市の繁華街など都市部でのイノシシ目撃が増えており、専門家は「個体数が増えており、繁殖期の真冬が最も危険」と警戒を促す。
戦国大名らが好んだ「鷹狩り」の復活に挑む兵庫県姫路市は13日、世界文化遺産・国宝姫路城で、人の手からタカを飛ばす「放鷹術」のショーを開催した。白亜の城を背に、快晴の冬空を舞うタカを観光客らが見入った。鷹狩りは、池田輝政ら歴代城主が権威の象徴としてたしなんだ。同市は昨年、市立動物園で中南米原産のハリスホーク1羽を購入。観光の目玉にしようと、若手飼育員が放鷹術の習得に励んでいる。
兵庫県朝来市で岩津ねぎの収獲が始まっている。岩津ねぎは群馬の下仁田ネギ、博多万能ねぎとともに日本三大ネギとも言われている。今年は、相次ぐ台風の影響でネギが倒れる被害も出たが、甘く柔らかいネギに仕上がったという。23日の販売解禁後、来年3月下旬までおよそ200トンが出荷されるという。