ユネスコの無形文化遺産登録を目指して、新たな取り組み。県は、3つの市の曳山まつりが連携したイベントを12月4日に開催し、祭の魅力を広くアピールする。この事業は、今年11月末からの『ユネスコ政府間委員会』で高岡市の御車山祭と魚津市のたてもん祭り、南砺市の城端曳山祭を含む『山・鉾・屋台行事』33件の無形文化遺産への登録が審議されることから行われるもの。

古代からよみがえったハスの花「大賀ハス」が富山市の県自然博物園ねいの里で見頃を迎え、ピンク色の大輪の花が、来園者を楽しませている。大賀ハスは65年前、千葉市の縄文時代の遺跡から種が見つかり、植物学者の大賀一郎博士が、地元の小中学生らと調査していた。見つかった種は、発芽させて育てることに成功）し、千葉県の天然記念物に指定されている。ねいの里では2004年に7株を手に入れ、水辺の生態園で育てている。

夏山シーズン到来を告げる立山夏山開きが1日、立山黒部アルペンルートの玄関口、立山町千寿ケ原の立山駅前で行われた。神事やアトラクションを通じ、山の安全とさらなる観光振興を願った。同町や国、県をはじめ、姉妹都市の愛知県犬山市の関係者らが出席。

砺波地方の夜高祭りの最後を飾る「となみ夜高まつり」が10日、砺波市中心部の出町地区で始まり、鮮やかな大小の夜高行燈が勇壮に引き回された。大行燈15基と小行燈6基が「ヨイヤサ、ヨイヤサ」と威勢のいい掛け声とともに目抜き通りに集まり、若衆らが夜高節を歌い上げた。砺波地方には豊年満作を祈願する田祭りとして津沢夜高あんどん祭、庄川観光祭などがあり、となみ夜高まつりで締めくくる。