富山県は第５回ものづくり大賞を発表した。大賞に半導体装置製造の日立国際電気富山事業所（富山市）の微細回路の製造装置「ナノ技術対応最先端サーマルプロセス装置の開発」を選んだ。ナノ（10億分の１）メートルレベルの回路に対応し、半導体の処理速度を速くするなど高性能化が可能になる。石井隆一知事は「世界レベルの優れた技術開発」と評価した。

砺波市中村のチューリップ四季彩館で、季節展示「季節のフラワーガーデン～新春の庭～」が行われ、正月に合わせた花々が会場を彩っていると北日本新聞が報じた。１７日まで。　球根を冷蔵保管後に暖かい場所に移して発芽させる促成栽培のチューリップ２千本や、「ショパンの調べ」など５品種のシンビジウムなどが華やかに館内を飾る。縁起物植物のセンリョウ（千両）とマンリョウ（万両）や、門松をモチーフにくりぬいた竹の中にチューリップの花を挿した展示なども並ぶ。

魚料理を味わう旅で訪れるなら、富山は全国3番目の人気―。水産食品のマルハニチロ（東京）は8日、魚料理などに関する調査結果を発表した。富山で食べたいものとしては「寒ブリ」「シロエビ」などを使った料理が挙がり、県内の魚ブランドが浸透してきたと言えそうだ。

海洋深層水利用学会の全国大会が11日、滑川市民交流プラザで始まったと北日本新聞が報じた。県内での開催は12年ぶりで、同市では初めて。国内外の研究者ら約100人が集まり、研究発表などを通じて一層の利活用方法を考えた。高橋正征会長が「深層水は化石燃料に代わる新たな資源の一つとして期待されている」とあいさつした。