中国中央軍事委員会の徐才厚副主席は6日北京で、「中米両軍関係の健全的かつ安定的な発展のカギは相互の核心となる利益と重大な関心事を尊重し、戦略的な相互信頼を育成、強化し、意見の食い違いと敏感な問題を適切に処理することにある」と述べました。

これはアメリカの戦略国際問題研究所のジョン・ヘイムリ所長との会談で述べたものです。

徐才厚副主席は、「長い間、中米の学術界は両軍関係の発展を注目している。多くのアメリカ学者の研究成果はアメリカ政府の対中政策に用い られ、多くの提案は両国関係の発展に重要な貢献をした。中国はアメリカとの対話と交流を維持し、相互理解と信頼を強化し、両軍関係の発展を推進して行きた い。ヘイムリ所長が両国関係の発展により多くの建設的な活動を行うよう希望する」と述べました。

これに対し、ヘイムリ所長は、「アメリカの一部軍事アナリストは中国の軍事力発展に憂慮を示している。しかし、私は中国の軍事技術の進歩 を中国の歴史文化と国防戦略という背景の下で議論するべきだと思う。安全分野における双方の建設的な対話は誤解を危機に変えることを防止することにプラス となる」と述べました。（翻訳：董燕華）

中国の新聞「人民日報」は6日、「新たな科学発展の道を切り開こう」をテーマにした社説をかかげ、深センなどの経済特別行政区設立30周年を祝っています。

この社説は、「30年来、深センなどの経済特別行政区の実践が立証しているように、中国の特色を持つ社会主義の道は中華民族の偉大な復興 を実現させる必ず通らなければならない道であり、成功の道でもある。また、改革開放さえすれば、中国や社会主義及びマルクス主義を発展させることができ る。さらに、科学的な発展はゆとりのある社会を全面的に築き、近代化を実現させる根本的なルートである。中国にとって、改革開放は長期的な任務だ。経済特 別行政区にとって、先駆者の使命を担わなければならない。一歩先に進んだ経済特別行政区は率先的に一部の重要な分野及び鍵となる面で新たな突破を図り、中 国の特色を持つ社会主義の発展に新たな経験を積み重ねていく責任と能力を持つべきだ」と述べています。（翻訳：董燕華）