5日午前、500年の歴史を誇る銀錠橋(北京市西城区)の修繕のための解体工事が始まりました。修繕工事は来年2月まで続き、完成後は100年間使用できるということです。
明代に建立した銀錠橋は什刹海の前海と后海を結び、小石碑胡同と什刹海胡同を南北に繋げる橋で、古来から「燕京八景」の一つに数えられる「銀錠観 山」(銀錠橋からの西山の眺め)で親しまれています。銀錠橋は橋脚が長年水の中に浸かっており、負荷がかかり、橋体には亀裂が見られました。2008年7 月に「要修繕建造物」に認定されました。
今回の修繕は橋の長さ、幅と概観を変えずに、「元のまま」を原則に行います。橋脚の部分は作り直され、傷みのひどい部分は修繕し、あるいは取り替えを行います。
今月1日から半年にわたって再び公開されている上海万博の中国館は、4日、再開以来初の週末を迎え、当日午後5時の閉館の時点で、入場者3万人を記録しました。
報道によりますと、今年北京市が制定した16段階の大気汚染抑制措置が実施され、「黄標車(排ガス国家基準を満たしていない車)」を4万台余り処分したほか、石炭を燃料とするボイラーと1万3000世帯に対してクリーンエネルギー改造を行ないました。
12月3日は国際障害者デーです。これに先立ち、中国障害者連合会と中国障害者福祉基金会は、国内の障害者の生活状況を調べた結果、中国で「小 康」と呼ばれる「いくらかゆとりのある生活」を送れるようになった身障者の割合は57.4%に達したものの、全国の平均水準より10年ほど遅れていること が分かりました。
「小康」の基準では所得について、都市部住民の1人当たり可処分所得は年間1万8000元(約22万円)、農村部住民の1人当たり純収入は8000元(約10万円)となっています。
調査によりますと、2010年、都市部の身障者の1人当たり可処分所得は9365.8元(約11万7000円)で、農村部では4739.2元(約5万9000円)になり、その増加幅は2007年以来最大となりました。
12月3日は世界身体障害者デーです。この日、2010年中国国際福祉博覧会が北京で開幕しました。
開幕式で、中国社会福祉協会の馮暁麗副会長は「今後、お年寄りや身体障害者への関心と支援を一段と強化し、その福祉と待遇の改善に積極的に努力していく」と述べました。