第20回「世界水週間」フォーラムが5日に、スウェーデンの首都ス トックホルムで開幕しました。今年のフォーラムのテーマは「世界水質の課題:予防、合理的利用と緩和」で、5日から11日にかけて開催されます。世界各地 から専門家、数千人が汚染水質悪化などの焦点となる問題について討議します。
国際水研究所のバーンテル所長は、「水質汚染の増加は世界各地のクリーンな水の減少をもたらし、人類の健康を脅かすと共に、海洋と陸地の 生態システムにも影響している。現在、解決を急がなければならない問題は、水資源を有効に利用して、水質汚染と水不足の現状をいかに緩和するかということ だ」と述べました。
またバーンテル所長は、「人類の水資源利用の方式を変えなければならない。いかに変えるかが今回の『世界水週間』の主な議題だ」と述べました。(翻訳:玉華 チェック:吉野)
北京市環境保護局の杜少中副局長は5日、中国自動車産業の発展についての国際フォーラムで演説した際、「北京市の大気情況を改善するため、北京市は、より厳しい自動車の排気ガスの排出基準を実施していく」と語りました。
杜少中副局長は、「北京市の自動車台数は450万台に上った。自動車からの排出ガスによる汚染は、人々の健康や、都市の発展を脅かしている。したがって自動車産業の発展を促すと同時に汚染状況を改善していく」と語りました。
北京市は、1999年、2002年、2005年と2008年に4回にわたり自動車の排出基準を更新しており、毎回、1台あたりの排出基準を30%から50%減らしてきました。
杜少中副局長は、さらに、新たな排出基準をできるだけ早く決め、自動車汚染への管理を厳しくしていくと表明しました。(翻訳:イツゴウ)
IMF・国際通貨基金のリプスキー筆頭副専務理事は5日に韓国の光州(クァンジュ)で、「世界経済は回復しつつあるものの、中期財政整理などの課題に直面している」と語りました。
11月に韓国で開催される予定のG20(主要20カ国・地域)サミットを前に、各加盟国の財政次官と中央銀行副総裁が4日から、光州で会談を行っています。
リプスキー筆頭副専務理事は、「会議の出席者は世界経済が徐々に回復していることを認識している。出口戦略の完備、中期財政整理などの課題に直面しているものの、全体的な発展の勢いは予期どおりのものだ」と語りました。(翻訳:イツゴウ)
米クレジットカード大手のVISAと太平洋アジア観光協会(PATA)が共同で行った調査によりますと、2012年までに、中国から海外旅行に行く人の数はアジア太平洋地域で最多になる見通しだということです。
調査では、アジア太平洋地域諸国の国民を対象に、今後2年の観光意向について調べた結果、中国大陸の住民が、国内旅行と海外旅行を問わ ず、旅行に最も強い意向を示していることが分かりました。今後2年に旅行する回数については、中国大陸の住民が少なくとも7回で最も多く、その次はシンガ ポールで6回となっています。
また、昨年に実施した調査に比べ、「景気への懸念が今後1年間の旅行計画に影響する」と思う人は16%減り、このことからアジア太平洋地域の観光市場が徐々に回復していることが分かりました。(鵬)