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地銀レポート
地方経済天気図(2014年6月) 印刷
2014年 6月 27日(金曜日) 23:40

2014年6月地方経済の状況

【 総評 】〜消費税率引上げの影響により消費関連が落ち込み〜
【 北海道 】

北海道の景況は、個人消費が足踏み、住宅建築が弱含んでいるものの、公共工事が回復に向けた動き、輸出、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。 

個人消費は、消費税率引き上げの伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売が減少したほか、乗用車販売も減少するなど、持ち直しの動きが鈍化。住宅建築は、消費税増税引き上げに伴う駆け込み需要の反動から、持家、分譲住宅が減少し、やや弱含み。設備投資は、製造業、小売業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、独立行政法人等、道、市町村いずれもが増加し、緩やかながら回復に向けた動き。輸出は、リベリア向けの船舶、北米向けの自動車部品、中国向けの魚介類が増加し、拡大。

生産活動は、一般機械、電気機械が増加し、持ち直し。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増え、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から持ち直し、基調は緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 東北 】

 

東北の景況は、個人消費が足踏み、住宅権地区が弱含むなど、持ち直しの動きが一服。

個人消費は、消費税率引き上げ前は駆込み需要から大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売とも減少したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも減少するなど、足踏み。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、弱含み。設備投資は製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は復旧・復興関連工事に伴い、県、市町村が増加し、持ち直し。輸出は、鉄鋼、輸送機械が増加し、持ち直し。

観光は、大型連休期間中の主要観光地への入込客が増加するなど、好調。

雇用は、製造業、不動産業、宿泊業などで新規求人数が増加したほか、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかな改善。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、一時的に弱含むとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、設備投資が持ち直しているものの、個人消費、家電製品で白物家電、スーパー販売で飲食良品、百貨店販売で高額商品が減少したほか、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、持家、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、市町村が増加するなど、回復に向けた動き。輸出は、科学光学機器が増加したものの、有機化合物が減少し、横這い圏の動き。

生産活動は、電子部品、デバイス、化学が増加し、緩やかな持ち直し。

観光は、ホテルの客室稼働率が高水準を維持するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、運輸・郵便業、サービス業で新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動により、一時的に弱含むとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、住宅建築が弱含んだものの、設備投資、輸出、生産が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、スーパー販売で飲食料品、百貨店販売で高額商品を中心に減少したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、持家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、県が減少するなど、足許一服。輸出は、輸送機械、化学製品増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電子部品、デバイス、輸送機械が増加し、持ち直し。

観光は、観光地の入込客が伸び悩むなど、足踏み。

雇用は、製造業、建設業、運輸・郵送業、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、持ち直しの動き。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動減から持ち直し、基調は緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、設備投資、輸出、生産活動が持ち直し、公共工事が回復するなど、緩やかな回復

個人消費は、消費税引き上げに伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売、乗用車販売ともに振るわず、回復に向けた動きが一服。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投資製造業で金属製品、非製造業で不動産業、小売業、情報通信業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、小・中学校の耐震関連工事、北陸新幹線関連工事が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。輸出は、科学光学機器、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、医薬品が高水準の生産を持続したほか、プラスチック製品も増加するなど、持ち直し。

観光は、温泉地の入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、情報通信業、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、一時的に消費税率引き上げ伴う駆込み需要の反動減から回復し、基調は緩やかな回復の動きが続くとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、生産活動が持ち直したものの、住宅建築、輸出が横這いとなるなど、回復の動きが一服。

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、百貨店販売で高額商品を中心に減少したほか、乗用車販売も減少するなど、やや弱含み。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、横這い圏内の動き。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は独立行政法人等、市町村が増加するなど、持ち直し。輸出は、自動車、航空機が増加したものの、電気機械、有機化合品が減少し、横這い圏内の動き。

生産活動は、電子部品・デバイス、輸送機械が増加するなど、持ち直し。

観光は、温泉地などの入込客数が増加するなど、やや上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動減から回復し、基調は緩やかな回復の動きが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直しの動き

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から百貨店販売で高額品を中心に減少したほか、乗用車販売が普通・小型乗用車が減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、足許増加。設備投資は、中小企業の一部に慎重な姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。輸出は、非鉄金属、半導体などの電子部品、科学光学機器、電気回路機器が増加し、持ち直し。

生産活動は、電子部品、デバイス、輸送機械が増加し、緩やかな持ち直し。

観光は、宿泊者が増加するなど、持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動減から持ち直し、基調は緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、生産活動が回復に向けた動きにあるものの、個人消費が弱含むなど、持ち直しの動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売ともに減少したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車が減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、足許増加。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が増加するなど、持ち直し。輸出は、自動車が増加したものの、アジア向けの有機化合物が減少し、横這い圏内の動き。

生産活動は、電子部品・デバイス、自動車が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。

観光は、温泉地などの入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動により、一時的に弱含むとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、設備投資、公共工事が持ち直したものの、個人消費、住宅建築が弱含むなど、持ち直しの動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売が高額商品、家電品を中心に減少したほか、乗用車販売も減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少し、減少基調。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等が増加し、緩やかな持ち直し。輸出は、輸送機械、セメントが増加し、足許増加。

生産活動は、鉄鋼が増加したものの、化学が減少し、横這い圏内の動き。

観光は、ホテルや旅館の宿泊客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動減から持ち直し、基調は緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、輸出が減少、公共工事が弱含むなど、持ち直しの動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売ともに減少したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車が減少するなど、足踏み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、非製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、県、市町村が減少し、やや弱含み。輸出は、船舶、精密機械が減少し、足許減少。

生産活動は、鉄鋼が増加したものの、電気機械が減少し、横這い圏内の動き。

観光は、温泉地の入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、所定外労働時間、現金給与総額が増加したほか、製造業、サービス業で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動減から持ち直し、基調は緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費が足許一服したものの、住宅建築、公共工事、観光が回復に向けた動きにあるなど、拡大

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動からスーパー販売が食料品、衣料品、家庭用品が減少、家電品販売で太陽光発電システム、テレビ、洗濯機が減少したほか、乗用車販売も減少し、回復の動きが一服。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、回復。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど緩やかな回復。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれもが増加し、足許増加。輸出は、石油製品、輸送用機械、金属鉱およびくずが増加し、足許増加。

生産活動は、横這い圏内の動き。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、完全失業率が改善したほか、有効求人倍率も上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、拡大の動きが強まるとみられている。 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

最終更新 2014年 6月 27日(金曜日) 23:44
 
地方経済天気図(2014年5月) 印刷
2014年 6月 24日(火曜日) 23:38

2014年5月地方経済の状況

【 総評 】〜消費税率引上げの影響により、足踏み〜
【 北海道 】

北海道の景況は、輸出の拡大、観光、雇用情勢の回復しているものの、個人消費が足踏み、住宅建築が弱含むなど、回復の動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、大型小売店販売が減少するなど、持ち直しの動きが鈍化。住宅建築は、消費税増税引き上げに伴う駆け込み需要の反動から、持家、分譲住宅が減少し、やや弱含み。設備投資は、小売業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、道、市町村が増加し、持ち直し基調。輸出は、マレーシア、サウジアラビア向けの鉄鋼、北米向けの自動車部品を中心に増加し、拡大。

生産活動は、金属製品、輸送機械が増加し、持ち直し。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増え、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、回復の兆し。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動により、一時的に落込むとみられている。

【 東北 】

 

東北の景況は、輸出、観光が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、消費税率引き上げ前は駆込み需要から大型小売店販売で増加したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、回復に向けた動き。設備投資は製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は復旧・復興関連工事に伴い、県、独立行政法人等が増加し、持ち直し。輸出は、船舶が増加し、持ち直し。

生産活動は、輸送機械、電子部品、デバイスが増加したものの、鉄鋼、パルプ・紙・紙加工品が減少し、足許一服。

観光は、各地のイベントが盛り上がるなど、好調。

雇用は、製造業で新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。

先行きは、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、一時的に弱含むとみられている。


【 関東 】

関東の景況は、設備投資が持ち直しているものの、個人消費、住宅建築弱含むなど、回復の動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、百貨店販売で高額商品を中心に減少したほか、乗用車販売も減少するなど、持ち直しの動きが鈍化。住宅建築は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、持家が減少するなど、やや弱含み。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等が増加するなど、回復に向けた動き。輸出は、鉄鋼、石油製品が増加したものの、科学光学機器げ減少し、横這い圏の動き。

生産活動は、情報通信機械、電子部品、デバイスが増加したものの、鉄鋼、化学が減少し、足許一服

観光は、ホテルの客室稼働率が高水準を維持するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、建設業で新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動により、一時的に弱含むとみられている。

 

【甲信越 】

甲信越の景況は、生産活動が持ち直したものの、住宅建築が弱含むなど、緩やかな回復の動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、家電販売で高額商品を中心に減少したほか、乗用車販売も減少するなど、持ち直しの動きが鈍化。住宅建築は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、持家、分譲住宅が減少し、やや弱含み。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、市町村が減少するなど、一進一退。輸出は、化学製品、金属鉱およびくず減少するなど、回復に向けた動きが一服。

生産活動は、電気機械、精密機械が増加し、持ち直し。

観光は、観光地の入込客が減少するなど、底入れ。

雇用は、製造業、運輸・郵送業、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、持ち直しの動き。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動により、回復の動きが鈍化するとみられている。


【 北陸 】

北陸の景況は、設備投資が持ち直し、公共工事が緩やかに回復するなど、緩やかな回復

個人消費は、消費税引き上げ前は駆込み需要から大型小売店販売で増加したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、緩やかな回復。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、弱含み。設備投資製造業で電気機械、医療品製造、非製造業で卸売業、運輸・通信業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、小・中学校の耐震関連工事、北陸新幹線関連工事が増加するなど、緩やかな持ち直し。輸出は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、医薬品が高水準の生産を持続したほか、金属製品、輸送機械も増加するなど、持ち直し。

観光は、温泉地の入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、建設業、製造業、卸・小売業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、一時的に消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動が予想されるものの、基調は回復の動きが続くとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、設備投資が持ち直したものの、住宅建築が弱含むなど、回復の動きが一服。

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、百貨店販売で高額商品を中心に減少したほか、乗用車販売も減少するなど、持ち直しの動きが鈍化。住宅建築は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から持家、貸家が減少し、やや弱含み。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は独立行政法人等、県が減少するなど、足踏み。輸出は、金属製品、石油製品が増加したものの、自動車部品、有機化合品が減少するなど、伸び悩み。

生産活動は、電子部品・デバイスが増加したものの、輸送機械、化学が減少し、足許一服。

観光は、温泉地などの入込客数が増加するなど、やや上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。


【 近畿 】

近畿の景況は、輸出が持ち直し、雇用情勢が回復に向けた動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加したほか、百貨店販売も衣料品、高額品が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家が減少し、増勢鈍化。設備投資は、中小企業の一部に慎重な姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等、府県、市町村いずれも増加し、緩やかながら回復に向けた動き。輸出は、科学光学機器、電気回路機器が増加し、持ち直し。

生産活動は、電機機械、電子部品、デバイスが増加したものの、汎用・生産用・業務用機械が減少し、足許一服。

観光は、観光地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。

雇用は、新規求人数、所定外労働時間が増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動により、持ち直しの動きが鈍化するとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、個人消費が足踏み、住宅建築が弱含むなど、持ち直しの動きが鈍化

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売ともに減少するなど、足踏み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅しずれも減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が増加するなど、持ち直し。輸出は、一般機械が増加したものの、アジア向けの有機化合物が減少し、横這い圏内の動き。

生産活動は、電子部品・デバイス、自動車が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。

観光は、温泉地などの入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。


【 四国 】

四国の景況は、観光が上向きにあるものの、住宅建築が弱含むなど、回復の動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から、大型小売店販売が高額商品、家電品を中心に減少するなど、回復に向けた動きが一服。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、やや弱含み。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県が減少し、足許一服。輸出は、船舶、石油製品が減少し、一進一退。

生産活動は、非鉄金属、化学が増加したものの、パルプ・紙・紙加工品が減少し、横這い圏内の動き。

観光は、ホテルや旅館の宿泊客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、建設業、製造業で新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、輸出が持ち直したものの、公共工事が弱含むなど、回復の動きが一服

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動から乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加したほか、大型小売店販売も増加するなど、持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、横這いの動き。設備投資は、非製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、昨年同時期の発注増の反動から、やや弱含み。輸出は、中国向けの自動車、香港向けの半導体電子部品が増加し、持ち直し。

生産活動は、電子部品、デバイスが増加したものの、情報通信機械が減少し、横這い圏内の動き。

観光は、温泉地の入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、所定外労働時間が増加したほか、製造業、サービス業で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動が予想されるものの、基調は緩やかな回復が続くとみられている。


【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費、住宅建築、公共工事、観光が回復に向けた動きにあるなど、拡大

個人消費は、消費税率引き上げに伴う駆込み需要の反動からスーパー販売が食料品、家庭用品を中心に増加、乗用車販売も増加したほか、新設の住宅着工に伴い家電品販売で太陽光発電システム、冷蔵庫、エアコンが増加するなど、回復。住宅建築は、持家、貸家が増加し、回復。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど緩やかに回復。公共工事は、県が増加するなど、回復。輸出は、石油製品、輸送機械、魚介類および同調整品が減少し、一進一退。

生産活動は、横這い圏内の動き。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、回復に向けた動き。

先行きは、拡大の動きが強まるとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
各都道府県の地域経済トピックス 2014年5月 印刷
2014年 6月 06日(金曜日) 23:54

【北海道】観光入込客の好調さ、公共工事の持ち直し基調が続いており、消費税増税に伴う駆け込み需要とその反動による振れを伴いつつも、全体としては持ち直し基調にある。 

<海底送電ケーブル「北海道本州間連携設備」の増強工事> 

北海道電力は、本道と本州を結ぶ海底送電ケーブル「北海道本州間連携設備」の増強工事を4月24日に着工した。送電容量は従来から1.5倍となる。

 

【青森県】緩やかに持ち直しつつある。 

<リンゴの消費地市場価、高値続く> 

25年県産リンゴの県外出荷量は前年比8.0%減の3万2,106トンとなったものの、前3か年平均の3月平均出荷量を0.4%上回った。

【岩手県】緩やかな回復の動き。 

<三陸鉄道が全線運行を再開1か月> 

5月6日、三陸鉄道が全線運行を再開1か月になった。4月末までの利用者(速報値)は約53千人(前年比19千人増)と昨年を上回った。

 

【宮城県】全体として景気は、消費税率引き上げに伴う振れがみられるものの、震災復旧需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、緩やかに回復している。 

<大﨑市民病院の新本館が大﨑市古川地域に完成> 

宮城県北地域の基幹病院となる大﨑市民病院の新本館が大﨑市古川地域に完成した。

 

秋田県】一部に消費税増税に伴う駆け込み需要の反動がみられるが、総じて緩やかな回復が続いている。 

<新型原油「シェールオイル」の商業生産を開始> 

4月7日、石油、天然ガス開発大手の石油資源開発は由利本荘市黒澤の鮎川油ガス田において、国内初となる新型原油「シェールオイル」の商業生産を1日に開始したと発表。

 

【山形県】着実な持ち直しの動きとなっているものの、改善のペースは鈍化している。 

<情報通信機器生産好調> 

情報通信機器生産、8か月連続で前年水準を上回った。平成22年を100とする生産指数でみて、前年同月比+29.0%の117.0であった。

【福島県】投資動向が依然として高い水準であることに加え、生産活動が持ち直してきたことなどから、全体では回復の動きが続いている。 

<福島空港利用者数好調> 

県によると、平成25年度の福島空港利用者数は243,768人と前年比で+4.3%となった。

【茨城県】県内経済は、持ち直している。 

<企業立地全国1位> 

茨城県は平成13年以来12年ぶりに、電気業を除くと立地件数(55件)、面積(117ha)、県外企業立地(30件)の全ての項目で全国1位となった。

【栃木県】回復基調にあるものの、個人消費や住宅投資など需要面で弱い動きもみられる。 

<「ひかりの郷 日光国体」の経済波及効果> 

18年ぶりに開催された国体冬季大会「ひかりの郷 日光国体」による栃木県への経済波及効果は13億22百万円であった。

 

 

【群馬県】緩やかな回復基調にあるものの、足許はやや鈍化している。 

<雇用情勢、回復している> 

2月の有効求人倍率は、前月比0.06%上昇し、1.22倍となった(上昇は5か月連続)。

 

【埼玉県】生産活動に弱い動きがみられるものの、全体としては消費増税前の駆け込み需要から回復している。 

<個人消費、駆け込み需要から増加>

3月の大型小売店販売(店調前)は、前年比15.0%と大幅に増加。

【千葉県】緩やかに回復している。

<東京ディズニーの入場者過去最高>

4月1日、㈱オリエンタルランドは、13年度における東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの合計入場者数が3,129万8,000人(前年度比13.8%増)と過去最高を更新。

 

【東京都】持ち直している。消費税引き上げ前の駆け込み需要もあって、百貨店販売等個人消費は大幅に増加した。また、輸出、公共投資などが増加したほか、有効求人倍率が上昇している。

<東京都の総人口1,330万人>

総務省によると東京都の総人口は1,330万人と全国の10.4%を占め、前年比人口増加率は0.53%と全国1位となった。

 

神奈川県】消費増税後の個人消費の反動減により、景気はやや弱含んでいる。

<プロ野球入場者数増加>

横浜DeNAベイスターズの県内における4月主催試合の入場者数は269,179人(12試合)と前年の235,009人(13試合)を14.5%上回った。

【新潟県】回復の動きに一服感がみられる。

<設備投資、緩やかに持ち直している>

製造業では、一部で生産能力増強や効率化に向けた投資がみられるものの、全体としては老朽化設備の更新投資が中心となっている。

 

【山梨県】持ち直してきている。

<富士ビターセンターの来館者過去最高に>

2013年の来館者は、前年比27%増の28万3,015人で過去最高。うち外国人は14万7,144人(38%増)。

【長野県】回復に向けた動きがみられるものの、一部で弱い動き。

<「ふるさと納税」が5年連続増加>

県によると13年度の「信州ふるさと寄付金(ふるさと納税)」は、件数が前年度の8.3倍の3,470件、金額が3.7倍の4,381万円となり、ともに5年連続の増加。

【富山県】緩やかに回復しつつある。

<医薬品、2月の生産指数175.2で高水準>

前月比6.7%上昇。前年同月比でも14.8%上昇。依然として高い生産水準を維持している。

【石川県】県内経済は持ち直しており、緩やかに回復しつつある。

<輸出回復している>

2月の金沢税関支署内の輸出額は前年同月比47.3%増と大幅な増加となり、10か月連続で前年を上回った。

【福井県】個人消費及び住宅建築において、持ち直しの傾向がみられる。

<公共工事、増加>

3月の公共工事請負額は176億円と前年度比52.1%増加、4月からの請負学累計は2,133億円と30.6%増加。

 

【岐阜県】持ち直しの動き。

<アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の区域拡大申請>

4月22日、「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の長野県、静岡県への区域拡大にあわせて県内の区域拡大申請を申請。

【静岡県】緩やかな景気回復。

<県が「ふじのくに和の食文化の祭典(仮称)」を企画>

県内の豊富な食材で「和食」をアピールするとともに「和食」に欠かせない「お茶」の魅力を一体的に発信する狙いがある。

 

【愛知県】緩やかな回復。

<トヨタ自動車の3月国内生産は31.0万台>

トヨタ自動車の3月国内生産(単体)は31.0万台(前年比102.2%)と2か月ぶりに前年実績を上回った。

 

【三重県】景気は減速の動き。

<三重県総合博物館が新築移転オープン>

平成26年4月、津市にある三重県総合博物館(旧三重県立博物館)が新築移転オープンした。新館オの愛称は「MieMu(みえむ)」。

 

【滋賀県】緩やかな回復が持続している。

<年少人口の割合は14.8%と全国第2位>

2013年10月1日現在の県の推計人口増減率は、前年と同じ0.09%増となり、全国第7位。県人口に占める年少人口の割合は14.8%と全国第2位。

 

【京都府】企業部門は生産が駆け込み需要への対応もあって水準を切り上げ。個人消費は最終の駆け込み需要で盛り上がるも、住宅投資は増勢一服。全体では回復局面のピークへ。

<観光、好調持続>

3月の市内主要14ホテルの客室稼働率は88.5%で、前年を△0.5ポイント下回るも高水準を堅持し、宿泊者数も堂+1.1%と好調な賑わいを持続。

 

【大阪府】持ち直しの動き。

<グランフロント大阪が開業1年 来場者数5,300万人>

JR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」が来場者数5,300万人と発表。目標の3,650万人を上回った。

 

【奈良県】緩やかに持ち直している。

<観光、改善>

3月の奈良市および周辺主要ホテル9社(10ホテル)の客室稼働率は前年比3.6%上昇の82.3%。宿泊者数は前年比0.3%減少。

【和歌山県】持ち直しの動きがみられる。

<ロケット打上げ場を運営>

和歌山大学宇宙教育研究所は、ロケット技術者の育成のため、大阪と和歌山の府県境で「ロケット打上げ場」を運営し、学生や社会人らに小型ロケットの打上げ機会を提供。

【兵庫県】持ち直している。

<但馬地域のスキー客入込み状況>

2013年の但馬地域のスキー客は、シーズン開幕から安定した降雪に恵まれ、入場者数は61万8,600人と6年ぶりに60万人を超えた。

 

【鳥取県】百貨店売上や新車販売台数が前年比で増加するなど、駆け込み需要が推測される状況で、全体としては、回復の動きが続いている。

<米子空港に新たにスカイマーク3路線就航>

スカイマークの羽田、那覇、札幌の3路線が1日、米子空港に就航した。

【島根県】公共投資、生産等で持ち直しの動きが見られるなど、総じて持ち直している。ただし、足元4月以降は、個人消費を中心に消費税増税前の駆け込み需要の反動がみられる。

<観光好調に推移>

2月の状況をみると、主要温泉地宿泊人員は15か月連続で、主要観光施設月別利用状況は13か月連続で、それぞれ前年を上回った。出雲大社の遷宮効果等により好調に推移している。

 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減がみられるが、回復傾向。

<岡山経済研究所3月実施「東瀬戸圏企業経営動向調査」>

これによると、岡山県の前年同月比でみた平成269年1~3月期の自社業況総合判断BSIは、12.2(前回9.1)と5期連続で上昇。

【広島県】緩やかな持ち直し。

<マツダがメキシコでの量産を開始>

2014年1月マツダがメキシコでの量産を開始した。新工場はマツダのグローバル戦略上重要な生産拠点と位置付けられている。

【山口県】個人消費に消費税率引き上げの駆け込み需要の反動がみられる一方、生産活動が持ち直し基調に推移し、景気は緩やかに回復している。

<燃料電池自動車用の液化水素ステーション>

岩谷産業(大阪市)が燃料電池自動車用の液化水素ステーション(ST)を周南市に整備する計画が経済産業省の補助金事業に採択。

 

【徳島県】景気は回復している。

<プレミアム付き地域商品券「阿波とくしま商品券」>

徳島県のプレミアム付き地域商品券「阿波とくしま商品券」は、5月2日時点で販売予定数の30万セットの95.8%を販売した。

【香川県】消費税率引き上げの駆け込み需要の反動がみられるものの、基調的には緩やかに回復している。

<平成23年度県民経済計算推計結果によると>

平成23年度の香川県の総生産は名目で3兆7,314億円で、経済成長率2.8%増と4年ぶりに増加し、国民総生産に対するシェアは0.79となった。

 

【愛媛県】駆け込み需要の反動がみられるものの、緩やかな回復続く。

<カツオ価格の指標となるバンコク相場>

削り節の主原料であるカツオ価格の指標となるバンコク相場は、欧州を中心に缶詰需要が減少したため1,200ドル/トン台で推移している。

【高知県】緩やかに回復しつつある。

<観光客総消費額1,101億円>

4月22日、高知県は2013年に本県を訪れた観光客の総消費額が、前年を101億円上回る1,101億3,400万円だったと発表した。

【福岡県】全体的に緩やかながら回復の動きあり。

<「福岡アンパンマンミュージアム」オープン>

4月18日、「福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール」が福岡市博多区の複合商業施設「博多リバレイン」内にオープンした。

【佐賀県】低調ながら一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<観光、低調ながら一部持ち直し>

3月の唐津地区は、春休みの行楽と消費税増税の駆け込み利用もあり、おおむね前年比プラス。大型連休の予約も好調。

 

【長崎県】緩やかな持ち直しの動き。

<観光、上昇傾向>

2月の県内の主要観光施設(13施設)の入場者数は長崎原爆資料館(7.7%増)など5施設が前年を上回り、全体では5.9%増と4か月連続で増加。

 

【熊本県】緩やかに回復している。

<企業立地が高水準>

2013年度の県内の企業立地件数は、前年度比7件増の37件と県が誘致活動を始めた1965年度以降、06年の40件に次ぐ高水準だった。

 

大分県】緩やかな持ち直しの動きが続く。

<丸紅の大規模太陽光発電所が稼動開始>

大分市の臨海地区の埋立地に丸紅の大規模太陽光発電所が稼動開始。太陽光パネル35万枚を設置、約3万世帯分の電力を賄う8万2020kw、総事業費240億円。

 

【宮崎県】持ち直しの動きが続いているが、一部で消費税率引き上げの反動がみられる。

<みやぎん研究所「企業動向アンケート調査」によると>

今期(1ー3月期)の業況判断DI(全体)は「+11」と3期連続でプラスとなったものの、前期(2013年10ー12月)日10ポイント悪化した。

 

【鹿児島県】雇用情勢が足踏み、生産活動、観光関連が横ばいとなっている。また、個人消費は増税前の駆け込みの反動により弱含むなど、全体として弱い動きがみられる。

<鹿児島県内で生産された和牛子牛は8万9,715頭>

JA県経済連のまとめによると、2013年度に鹿児島県内で生産された和牛子牛は8万9,715頭(前年度比3%減)となり、10年ぶりに9万頭を割り込んだ。

 

【沖縄県】消費関連が消費税増税の駆け込み需要の盛り上がりから好調に推移し、観光関連、建設関連ともに好調に推移していることから、県内景気はさらに拡大の動きが強まっている。

<外国人観光客対応の観光案内所>

那覇市は県内市町村では初となる外国人観光客対応の観光案内所を牧志のてんぶす那覇内にオープンした。英語、中国語、韓国語が話せるスタッフが常駐し観光情報を提供する。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 

 

 
各都道府県の地域経済トピックス  2014年4月 印刷
2014年 5月 06日(火曜日) 23:52

【北海道】回復に向けた動きとなっている。

<道が「2013年北海道の工場立地動向調査結果」を発表>

これによれば、立地件数は前年比45.3%増加し109件と都道府県別で第3位。面積は71.6%増加し800.5haと過去最高を更新(都道府県別1位)。 

【青森県】乗用車、住宅で消費税引き揚げ前の駆け込み需要が続いている。全体としては緩やかに持ち直しの動きが継続。

<住宅関連大手が大型木材加工施設を立地>

住宅関連大手の「飯田グループホールディング㈱」などの関連3社が青森県六戸町の金谷工業団地へ大型木材加工施設の立地を正式に表明した。面積は18.76㌶、事業費は約84億円。

【岩手県】緩やかな回復の動き。

<三陸鉄道、北リアス線、南リアス線全線開通>

三陸鉄道は震災から3年ぶりに北リアス線、南リアス線の全線が4月6日に開通した。全線開通により14年度乗客数は、前年度から33万人以上増加の83万人を目指している。 

【宮城県】全体として景気は、震災復旧需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、緩やかに回復している。

<平成27年3月に開催の国連防災世界会議>

仙台市は、平成27年3月に開催される国連防災世界会議のメーン会場となる新展示施設の建設に着手した。総事業費は約25億3,000万円、5,000~6,000人程度の収容が可能。 

秋田県】緩やかな回復傾向にある。 

<能代火力発電所に3号機建設計画>

3月27日、東北電力は、能代市大森山の能代火力発電所に新たに3号機を建設する計画を経済産業省に届け出た。早ければ2016年度に着工し、20年の運転開始を目指す。 

【山形県】着実な持ち直しの動きとなっているものの、先行きについては増勢鈍化の兆し。

<山形新幹線つばさの外装デザインを一新>

JR東日本は、山形新幹線つばさの外装デザインを一新すると発表。山形県出身の工業デザイナー奥山清行氏がデザインを担当し、4月下旬から順次車両を塗り替える。

【福島県】投資動向が依然として高い水準であることに加え、生産活動が持ち直してきたことなどから、全体では回復の動きが続いている。

<帝国データバンクが「2014年度における東北企業の賃金動向調査」をまとめた>

これによると正社員の賃上げを見込む企業の割合は45,4%と前年比で3.0ポイント上昇した。福島県は46.5%と宮城県の48.4%、青森県の48.1%についで3番目に高い割合となった。

【茨城県】県内経済は、持ち直している。

<3月の公共工事請負金額は前年比77.7%増と3ヶ月連続で増加>

県は前年比6.2%増、市町村は25.3%増だった。年度ベースでも前年度比40.8%増と公共工事は大幅な増加となった。

【栃木県】緩やかに回復している。

<「食と農」企業支援プロジェクト推進協議会>

3月10日、県と足利銀行、野村証券で構成する「食と農」企業支援プロジェクト推進協議会は、研究・開発成果の報告会を宇都宮市内で開催。企業関係者など82人が参加。 

【群馬県】緩やかに回復している。

<「ググッとぐんま観光キャンペーン」実施>

群馬県によると、2013年10月から12月にかけて県内を中心に実施された「ググッとぐんま観光キャンペーン」期間中の入込観光客数は1,519万人。前年同期に比べ3.7%の増加。

 

【埼玉県】個人消費が増加し、生産活動も上昇の動きにあるなど、回復。

<設備投資持ち直しの動き>

2月の建築着工床面積(非居住者用)は、店舗や倉庫を中心に前年比38.1%と6か月連続で増加。 

【千葉県】緩やかに回復している。

<「国際医療学園都市構想」>

成田市は、2016年4月の開校を目指す国際医療福祉大学を核に大学、病院、医療産業の集積を図り、成長産業としての医療産業を推進する「国際医療学園都市構想」を掲げており、規制改革による構想の実現を目指す。 

【東京都】持ち直している。住宅着工は減少したものの、百貨店販売や輸出、公共投資、工業生産などが増加したほか、有効求人倍率が上昇している。

<設備投資増加>

東京財務事務所「法人企業景気予測調査(1-3月調査)によると、都内の法人企業の25年度下期の設備投資計画は、全規模が前年比9.0%増、大企業が8.8%増、中堅企業が11.6%増、中小企業が36.4%増と増加見込み。 

神奈川県】個人消費の盛り上がりにより、景気は回復している。 

<個人消費大幅に増加>

2月の大型小売店販売(店調前、速報、季調済)は前月比0.7%増と3か月ぶりに増加し、3か月移動平均も上昇した。

【新潟県】緩やかに回復している。

<「うまさぎっしり新潟」観光商談会>

3月5日、新潟県観光協会大阪観光センターは、「うまさぎっしり新潟」観光商談会を大阪市のホテルで開催した。関西圏の旅行会社を対象に4-6月の新潟ディスティネーションキャンペーンと2015年春の北陸新幹線開業をアピール。 

【山梨県】持ち直してきている。

<ミネラルウオーター生産量全国一>

3月13日、日本ミネラルウオーター協会は、2013年のミネラルウオーター生産量について公表。山梨県の生産量99万8,191kl(前年比6.8%増)と3年連続で増加。山梨県の国内シェアは34.8%と引き続き全国1位。

【長野県】回復に向けた動きがみられる持ち直し。

<経済産業省「2013年の工場立地調査(速報)」発表>

これによると長野県内の立地件数は44件、面積は97haと前年(36件、47ha)に比べ大幅に増加。このうち太陽光発電目的の立地が28件、64haと過半を占めた。

【富山県】緩やかに回復しつつある。

<北陸産業競争会議の最終会合を開催>

北陸の特徴を活かした成長戦略を官民で話し合う北陸産業競争会議の最終会合が3月に開催された。各県で盛んな医薬品、炭素繊維、金属加工関連産業の一大集積地を目指す「北陸産業競争力強化戦略」を取りまとめた。 

【石川県】県内経済は持ち直しており、緩やかに回復しつつある。

<輸出回復している>

1月の金沢税関支署内の輸出額は前年同月比70.1%増と大幅な増加となり、9か月連続で前年を上回った。一般機械や電気機器のほか液晶画面用、半導体設備用の科学光学機器が好調である。

【福井県】個人消費及び住宅建築において、持ち直しの傾向がみられる。

<雇用情勢、持ち直し>

2月の有効求人倍率は、前年同月比0.26ポイント上昇し1.43倍となった。2月の新規求人数は前年同月比12.4%の増加となった。 

【岐阜県】持ち直しの動き。

<船町川湊跡が「おくの細道の風景地」として国名勝に>

大垣市内の船町川湊跡が「おくの細道の風景地」として日本国指定名勝(国名勝)に指定された。市内初めての国名勝となり、県内では6番目。

【静岡県】緩やかな景気回復。

<新東名高速道路の開通や富士山の世界遺産登録が背景に>

2013年の県内宿泊客数は前年比1.9%像と2年連続の増加となった。特に富士市では前年比46.1%増、富士宮市でも8.9%増と静岡から伊豆北部にかけての増加が目立つ。新東名高速道路の開通や富士山の世界遺産登録が背景にあると思われる。 

【愛知県】緩やかな回復。

<リニア中央新幹線開業後を展望>

3月31日、愛知県はリニア中央新幹線の開業後の2030年頃の社会経済を展望し、2020年までに取り組むべき重点的な戦略を明らかにするとともに、県内各地域の取り組み方向を示す「あいちビジョン2020 ~日本一元気を暮らしの豊かさに~ 」を策定した。 

【三重県】景気は回復の動きがやや鈍化している。

<南海トラフ地震などの地震被害想定>

3月18日、三重県が南海トラフ地震などの地震被害想定結果を発表。理論上最大クラスの南海トラフ地震発生に対する死者数は5万3,000人、全壊・焼失棟数は24万8,000、経済被害は約26兆1,000億円と推計されるという。

【滋賀県】引き続き緩やかに回復。

<現在の業況判断DIは+19

しがぎん経済文化センターの「県内企業動向調査(1ー3月期)」によると、現在の業況判断DIは前回(13年10-12月期)から18ポイント改善し+19となり、5四半期連続の上昇。 

【京都府】企業部門は生産が駆け込み需要への対応もあって水準を切り上げ。個人消費は駆け込み需要で大きく底上げも、住宅投資は増勢一服。全体では回復基調持続。

<「ブランド・ニュー・キョウト・プロジェクト」>

伝統工芸を通じて京都の魅力を発信するイベント「ブランド・ニュー・キョウト・プロジェクト」が3月7,8日、東京都内で開催された。現代の暮らしになじむように工夫された工芸品が並び、初日から多くの人で賑わった。 

【大阪府】持ち直しの動き。

<JR西日本が構内全店舗を「セブンーイレブン」に>

3月27日、JR西日本が駅構内の全店舗を「セブンーイレブン」に切り替えると発表。売店型の「キヨスク」約330店舗、コンビニ型の「ハート・イン」約180店舗を約5年かけてリニューアルする。 

【奈良県】緩やかに持ち直している。

<近畿経済産業局は「平成25年の近畿地区工場立地動向調査結果」まとめる>

これによると、奈良県の工場立地件数は前年比9.1%増の24件、工場敷地面積は同62.9%増の61.1ha

となった。

【和歌山県】持ち直しの動きがみられる。

<クラウド系情報通信会社サイバーリンクスが新規上場>

クラウド系情報通信会社サイバーリンクス(和歌山市)がジャスダック市場に新規上場。県内上場企業は9社目。国内での社会的認知度を高め、主力の食品流通業向けクラウドサービスでの販路拡大を図る。 

【兵庫県】持ち直している。

<但馬地域のマツバガニ漁好調>

但馬地域のマツバガニ(ズワイガニ雄)の水揚げ量は2月、前年同月を17.4%上回る74㌧と依然好調だった。漁獲金額も3億4,153万円と15.2%増加。 

【鳥取県】新車販売台数や用途別着工建築物工事金額が前年比で大幅に増加するなど、駆け込み需要が推測される状況で、全体としては、回復の動きが続いている。

<寿スピリッツが東証1部上場へ>

寿製菓など19社の持ち株会社の寿スピリッツ(米子市旗ヶ﨑)が3月27日、東証から1部市場への指定替えの承認を得た。

【島根県】個人消費は上向いており、また公共投資、生産等で持ち直しの動きが見られるなど、総じて持ち直している。

<観光好調に推移>

1月の状況をみると、主要温泉地宿泊人員は14か月連続で、主要観光施設月別利用状況は12か月連続で、それぞれ前年を上回った。出雲大社の遷宮効果等により好調に推移している。 

【岡山県】駆け込みの需要などから、回復が強まりつつある。

<岡山経済研究所の「消費についてのアンケート調査」>

これによると、現在の消費生活の実感は「満足」が「不満」を13.0ポイント下回り、前回より3.2ポイント悪化。 

【広島県】緩やかな持ち直し。

<県内の学生数減少>

広島県内の大学の学生数は、少子化の影響を主因に97年度(66千人)をピークに減少に転じ、13年度には63千人となった。この間、四年制の大学の新設が相次いだが、短期大学は学校数、学生数とも減少が続いている。

【山口県】生産活動が持ち直し基調に推移し、個人消費も明るい動きに広がりがみられるなど、景気は緩やかに回復している。

<下関駅ビルのショッピングセンター「ripie」がオープン>

JR下関駅ビルの中核施設にあたるショッピングセンター「ripie(リピエ)」がオープン。西日本旅客鉄道㈱グループが下関市と進める「下関駅にぎわいプロジェクト」の一環として整備。 

【徳島県】個人消費に駆け込み需要が見られ、景気は回復している。

<プレミアム付き地域商品券「阿波とくしま商品券」>

徳島県は、消費税増税による景気の腰折れを防ぐため、4月1日よりプレミアム付き地域商品券「阿波とくしま商品券」を県内29商工会議所・商工会を通じて発行。1枚千円の11枚つづりで、価格は1万円。

【香川県】緩やかに回復している。

<県の公示地価23年連続で下落>

平成26年の香川県の公示地価は、受託地、商業地、全用途平均の対前年平均変動率が平成4年以降23年連続の下落となったが、下落率は4年連続で縮小した。 

【愛媛県】緩やかな回復に向かうも、先行きの警戒感強まる。

<いよぎん地域経済研究センター(IRC)が住宅リフォーム市場の調査結果を発表>

これによれば、県内住宅リフォーム市場の規模は497億円(2012年)、IRCの推計によると2015年は500億円、2020年は450億円と見込まれる。

【高知県】持ち直している。

<須崎市などが「高幡博覧会(仮称)」開催へ>

3月4日、須崎市など5市町でつくる高幡広域市町村圏事務組合は、域内が連携し旅行誘致や観光PRを行うキャンペーン「高幡博覧会(仮称)」を2016年度に開く方針をきめた。昨年の「楽しまんと!はた博」、15年度開催予定の「高知屋・まるごと東部博」に続く企画。

【福岡県】全体的に緩やかながら回復の動きあり。

<創業のための雇用改革拠点づくり「雇用特区 夏にも始動」>

地域を絞って規制緩和や税制優遇を進める「国家戦略特区」に指定された福岡市は、4月2日に国家戦略特区推進本部を発足させ、「創業のための雇用改革拠点」づくりへ動き出した。 

【佐賀県】低調ながら持ち直し。

<観光、低調ながら一部持ち直し>

2月の唐津地区は「唐津のひいな遊び」などのイベントがあったものの全体的に低調。嬉野地区は「うれしのあったかまつり」などのイベントが定着し宿泊も伸びた。 

【長崎県】緩やかな持ち直しの動き。

<長崎県経済研究所実施の「県内企業景気調査」>

2014年2月に実施したこの調査によれば、13年10ー12月期(実績)の業況判断BSIは+5と、前回調査時の見込み(△4)を大きく上回った。足もと14年1-3月期(実績見込み)も+8と上昇の見込み。 

【熊本県】緩やかに回復している。

<県のPRキャラクター「くまモン」>

熊本県は、県のPRキャラクター「くまモン」を利用した商品の2013年の売上高が前年比1.5倍の449億4,500万円を上回ったと発表した。14年3月末現在の「くまモン」の累計許諾件数は1万6,300件。

 

大分県】緩やかな持ち直しの動きが続く。 

<自動車用ダクト製造のツカサ加工が中津市に立地>

ダイハツ九州(中津市)に車載エアコンのダクトを供給する自動車ダクト製造のツカサ加工が、中津市への工場立地を表明した。工場の面積は約1,500㎡、投資予定額は約1億4千万円で、操業開始は今年6月を予定。

 

【宮崎県】持ち直している。

<みやぎん研究所と宮崎銀行が「街角景気動向調査」実施>

これによると、1年前と比べた現在の景気は「変わらない(58.6%)」が最も多く、「悪くなった(21.2%)」が「良くなった(20.1%)」を僅かに上回った。また、今後1年間の景気は、全体では「変わらない(41.7%)」が最も多い。

【鹿児島県】雇用情勢が足踏み、生産活動、観光関連が横ばいとなり、投資関連はやや弱含んでいる。ただ、個人消費は増税前の駆け込みにより好調であり、全体として回復傾向が続いている。

<1月の焼酎生産は18か月連続で前年を上回る>

1月の焼酎生産は18か月連続で前年を上回った。出荷量は一部酒造メーカーの値上げ前の駆け込み等により、3か月ぶりに前年を上回った。 

【沖縄県】消費関連、観光関連、建設関連ともに好調に推移していることから、県内景気はさらに拡大の動きが強まっている。

<シンガポールのチャンギ空港と相互協力連携協定>

沖縄県とシンガポールのチャンギ空港グループが航空ネットワーク強化に向けた相互協力連携協定を締結。今後同空港との直行便誘致や東アジアからの誘客、物流促進を図る。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 

 
地方経済天気図(2014年4月) 印刷
2014年 4月 21日(月曜日) 21:44

2014年4月地方経済の状況

【 総評 】~緩やかな回復~
【 北海道 】

北海道の景況は、輸出の拡大、観光、雇用情勢の回復に加え、生産活動が持ち直すなど、緩やかな回復

個人消費は、消費税率引き上げ前の駆込み需要から百貨店販売、スーパー販売、乗用車販売いずれも好調となるなど、緩やかな回復。住宅建築は、消費税増税前の駆込み需要の反動から、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、小売業、製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、市町村が減少したものの独立行政法人等が増加し、持ち直し基調。輸出は、船舶、自動車部品、石油製品を中心に増加し、拡大。

生産活動は、金属製品、輸送機械が増加し、持ち直し。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増え、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、回復の兆し。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動減から、一時的に落込むとみられている。

【 東北 】

 

東北の景況は、輸出、生産活動が持ち直し、住宅建設が回復するなど、緩やかな回復

個人消費は、大型小売店販売が振るわなかったものの、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、回復に向けた動き。 設備投資は製造業、非製造業とも投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は増勢鈍化。輸出は、鉄鋼、米国・中国向けの輸出機械が増加し、持ち直し。

生産活動は、輸送機械、自動車部品が増加し、緩やかな持ち直し。

雇用は、小売業、製造業で新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。

【 関東 】

関東の景況は、輸出、生産活動が持ち直し、個人消費、住宅建築が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな回復

個人消費は、消費税率引き上げ前の駆込み需要から百貨店販売で宝飾品、高額商品が増加したほか、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、回復に向けた動き。住宅建築は、持家、貸家、が増加したものの分譲住宅げ減少するなど、増勢鈍化。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、都県が増加するなど、回復に向けた動き。輸出は、鉄鋼、有機化合物が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、電気機械、情報通信機械が増加するなど、持ち直し。

観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど持ち直し。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、個人消費、生産活動が持ち直し、輸出が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな回復

個人消費は、消費税率引き上げ前の駆込み需要から乗用車販売が普通乗用車、軽乗用車を中心に増加、家電品販売で白物家電が増加したほか、大型小売店販売も食料品を中心に売れ行きが好調となるなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家が増加し、緩やかな回復。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、市町村が減少するなど、足許一服。輸出は、有機化合物、プラスチックが増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

生産活動は、電気機械、輸送機械が増加し、持ち直し。

観光は、大雪の影響から観光地の入込客が減少するなど、盛り上がりを欠く。

雇用は、製造業、医療・福祉、サービス業で新規求人数が増加するなど、持ち直しの動き。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から回復の動きが鈍化するとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、設備投資が持ち直し、個人消費が回復するなど、持ち直し

個人消費は、大型小売店販売で高額商品を中心に増加したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資製造業で電気機械、医療品製造、非製造業で卸売業、運輸・通信業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、市町村、北陸新幹線関連工事に伴う独立行政法人等が増加するなど、持ち直し。輸出は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加したほか、一般機械、科学光学機器が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、医薬品が高水準の生産を持続したほか、金属製品、電気機械も増加するなど、持ち直し。

観光は、温泉地の入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、建設業、製造業、卸・小売業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、一時的に消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動が予想されるものの、基調は回復の動きが続くとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、個人消費、輸出、生産活動が持ち直し、雇用情勢が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな復

個人消費は、消費税率引き上げ前は駆込み需要から百貨店販売で高額商品、衣料品が増加したほか、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少し、足踏み。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、市町村が減少するなど、足踏み。輸出は、石油製品、プラスチックが増加し、持ち直し。

生産活動は、汎用・生産用・業務用機械、化学が増加し、持ち直し。

観光は、温泉地などの入込客数が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出、生産活動が持ち直し、雇用情勢が回復に向けた動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加したほか、大型小売店販売も飲食料品を中心に増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少し、足踏み。設備投資は、中小企業の一部に慎重な姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、独立行政法人等、府県、市町村が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。輸出は、科学光学機器、電気回路機械、半導体等電子部品が増加し、持ち直し。

生産活動は、電機機械、輸出機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、ホテルの宿泊客数が増加するなど、持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、持ち直しの動きが鈍化するとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、輸出が持ち直し、雇用情勢が回復に向けた動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、大型小売店販売が高額商品を中心に増加したほか、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加するなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、県が増加するなど、持ち直し。輸出は、一般機械、電気機械が増加し、持ち直し。

生産活動は、鉄鋼、自動車が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。

観光は、温泉地などの入込客数が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、個人消費、生産活動が持ち直し、雇用情勢が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな回復

個人消費は、消費税率引き上げ前の駆込み需要から乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加したほか、大型小売店販売も食料品、高額商品が増加するなど、回復に向けた動き。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少したものの、貸家が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し。公共工事は、国、県、市町村が減少し、足許一服。輸出は、輸送機械、金属鉱およびくずが増加し、持ち直し。

生産活動は、輸送機械、窯業・土石製品が増加し、持ち直し。

観光は、ホテルや旅館の宿泊客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、サービス業、医療・福祉などで新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動から、一時的に弱含むとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、個人消費、生産活動が持ち直し、公共工事が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな回復

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車いずれも増加したほか、百貨店販売で高額商品を中心に増加するなど、持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少するなど、足踏み。設備投資は、非製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が増加し、回復に向けた動き。輸出は、輸送機械、化学製品が増加し、持ち直し。

生産活動は、輸送機械、化学が増加するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、温泉地の入込客が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。

雇用は、所定外労働時間が上昇したほか、製造業、サービス業で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、一時的に消費税率引き上げ前の駆込み需要の反動が予想されるものの、基調は緩やかな回復が続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費、住宅建築、公共工事、観光が回復に向けた動きにあるなど、拡大

個人消費は、スーパー販売が食料品、家庭用品を中心に増加、乗用車販売も増加したほか、新設の住宅着工に伴い家電品販売で太陽光発電システム、冷蔵庫、エアコンが増加するなど、回復。住宅建築は、持家、貸家が増加し、回復。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど緩やかに回復。公共工事は、県が増加するなど、回復。輸出は、再輸出品、石油製品、鉄鋼が減少し、一進一退。

生産活動は、横這い圏内の動き。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、完全失業者数が減少するなど、回復に向けた動き。

先行きは、拡大の動きが強まるとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
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