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地方経済天気図(2013年9月) 印刷
2013年 9月 20日(金曜日) 18:28

2013092001

2013年9月地方経済の状況

【 総評 】~緩やかな回復の動きが広がっている~

【 北海道 】

北海道の景況は、個人消費、生産活動が持ち直し、輸出が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな持ち直しの動き

個人消費は、乗用車販売が増加したほか、大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売ともに増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少したものの、持家が増加し、持ち直しの動き。設備投資は、エネルギー関連で投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、補正予算の執行などに伴う増加から、持ち直し。輸出は、インド向けの有機化合物、パナマ・ロシア向けの船舶が増加し、回復に向けた動き。

生産活動は、金属製品、輸送機械が減少し、足踏み。

観光は、外国人客が増加するなど、回復に向けた動き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 東北 】

東北の景況は、輸出が持ち直し、公共工事が回復に向けた動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売ともに振るわず、乗用車販売も減少するなど、伸び悩み。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、被災地での建替え需要から、持家、貸家が増加し、回復に向けた動き。設備投資は、震災関連の復旧・復興に伴う投資が増加し、緩やかな持ち直し。公共工事は、震災関連の復旧・復興工事が増加し、回復に向けた動き。輸出は、船舶、石油製品が増加し、持ち直し。

生産活動は、電子部品・デバイス、化学が増加し、上向き。

観光は、観光地、温泉地への入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が震災関連の復旧・復興工事に伴い建設業で増加するなど、緩やかな改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、個人消費、輸出が持ち直し、住宅建築が回復に向けた動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で高額商品に動きがみられたほか、コンビニエンスストア販売も好調となるなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、緩やかながら回復に向けた動き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等、都県、市町村いずれも増加し、持ち直し。輸出は、有機化合物、自動車が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、情報通信機械が増加したものの、電気機械が減少するなど、横這い圏内の動き。

観光は、ホテルの客室稼働率が上昇したほか、屋外施設の入込客数も増加するなど、上向き。

雇用は、新規求人数が増加したほか,有効求人倍率が上昇するなど、緩やかな改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、個人消費、住宅建築、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が猛暑の影響から飲料品を中心に増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が増加し、増加基調。輸出は、輸送機械、有機化合物が増加し、持ち直し。

生産活動は、一般機械、精密機械が増加し、緩やかな持ち直し。

観光は、富士山を中心に観光客が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、建設業、卸・小売業で新規求人数も増加するなど、緩やかな改善。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、個人消費が上向き、輸出が持ち直すなど、やや上向き

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で衣料品、飲料品を中心に増加するなど、やや上向き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、足踏み。設備投資は、一部に設備投資計画を縮小する動きがみられるなど、一進一退。公共工事は、国、北陸新幹線関連工事に伴い独立行政法人等が増加し、増加基調。輸出は、電気機械、原料製品、金属加工機械が増加し、緩やかな持ち直し。

生産活動は、医薬品が高水準を持続したものの、金属製品、輸送機械が減少するなど、一進一退。

観光は、温泉地の宿泊客数が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、上向きで推移するとみられている。 

【 東海 】

東海の景況は、設備投資が持ち直し、住宅建築が回復に向けた動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売で高額商品、衣料品が増加するなど、上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、回復に向けた動き。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加し、持ち直し。輸出は、自動車、自動車部品が増加し、緩やかな持ち直し。

生産活動は、輸送機械、窯業・土石製品が減少し、足踏み。

観光は、温泉地、観光地の入込客数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、住宅建築、公共工事、輸出が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したほか、大型小売店販売が衣料品を中心に減少するなど、足踏み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加するなど、持ち直し。輸出は、半導体など電子部品、電気回路機器が増加し、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電気機械、輸送機械が減少するなど、足踏み。

観光は、温泉地の入込客数が増加するなど、持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 中国 】

中国の景況は、輸出、生産活動、雇用情勢が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、大型小売店販売で高額商品に動きがみられたほか、乗用車販売も軽乗用車が増加するなど、上向き。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、県が増加するなど、増加基調。輸出は、一般機械、電気機械、中南米・中東・豪州向けの自動車が増加し、緩やかな持ち直し。

生産活動は、一般機械、電気機械、電子部品・デバイスが減少し、足踏み。

観光は、温泉地、観光地への入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、個人消費が持ち直し、住宅建築が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が飲料品、高額商品で動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、緩やかながら回復に向けた動き。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が増加し、底固い動き。輸出は、船舶が増加したものの、一般機械、石油製品が減少し、横這い圏内の動き。

生産活動は、輸送機械、化学、パルプ・紙・紙加工品が減少し、足踏み。

観光は、温泉地・観光地ともに入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、建設業、製造業、医療・福祉などで新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、改善の動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 

【 九州 】

九州の景況は、個人消費が持ち直し、設備投資が上向き、公共工事が回復に向けた動きになるなど、持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が猛暑の影響から飲料品を中心に増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加し、回復に向けた動き。輸出は、有機化合物、韓国・香港向けの電子部品が増加するなど、上向き。

生産活動は、情報通信機械、輸送機械が増加し、緩やかな持ち直し。

観光は、観光地の入込客が増加するなど、緩やかな持ち直し。

雇用は、製造業、建設業で新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 


【 沖縄 】

沖縄の景況は、住宅建築、観光が回復の動き、個人消費が持ち直すなど、回復

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が食料品を中心に増加したほか、家電品販売も太陽光発電システムや白物家電を中心に増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、緩やかな回復。設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、一進一退。公共工事は、国、県、市町村が増加し、緩やかな回復。輸出は、石油製品、再輸出品、金属鉱およびくずが減少し、足許一服。

生産活動は、横這い圏内の動き。

観光は、国内客が増加するなど、回復の動き。

雇用は、完全失業率が悪化したものの、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、回復の動きが続くとみられている。

 

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会