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2013年７月地方経済の状況
【 総評 】～住宅建築、公共工事が好調となるなど、景気は持ち直しが続いている～
【 北海道 】
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北海道の景況は、個人消費が持ち直し、輸出が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな持ち直しの動き。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で宝飾・貴金属品などの高額商品に動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加し、持ち直しの動き。設備投資は、エネルギー関連で投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、上向き。輸出は、北米向けの自動車部品、欧州向けの一般機械が増加し、回復に向けた動き。
生産活動は、金属製品、輸送機械が増加し、持ち直しの兆し。
観光は、外国人客が増加するなど、持ち直し。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が増加するなど、持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。
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【 東北 】
東北の景況は、住宅建築が回復に向けた動き、生産活動が上向くなど、緩やかな持ち直し。
個人消費は、大型小売店販売で飲食料品、衣料品が伸び悩んだほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少し、伸び悩み。住宅建築は、被災地での建替え需要から、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、回復に向けた動き。設備投資は、震災関連の復旧・復興に伴う投資が増加し、緩やかな持ち直し。公共工事は、震災関連の復旧・復興工事が増加し、回復に向けた動き。輸出は、非鉄金属、一般機械が増加し、増加基調。
生産活動は、電気機械、輸送機械、パルプ・紙・紙加工品が増加し、上向き。
観光は、観光地、温泉地への入込客が増加するなど、やや上向き。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が震災関連の復旧・復興工事に伴い建設業で増加するなど、緩やかな改善。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
【 関東 】
関東の景況は、公共工事、輸出、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が衣料品、高額商品を中心に増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が増加するなど、持ち直し。輸出は、米国向けの自動車、中国向けの一般機械が増加するなど、増加基調。
生産活動は、輸送機械、精密機械が増加し、緩やかな持ち直し。
観光は、ホテルの客室稼働率が上昇したほか、観光地の入込客数も増加するなど、上向き。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、完全失業率も改善するなど、緩やかな改善。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
【甲信越 】
甲信越の景況は、個人消費が持ち直し、住宅建築、生産活動が上向くなど、緩やかな持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が衣料品、高額商品などで増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加し、上向き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直しの兆し。公共工事は、国、県、市町村が増加し、上向き。輸出は、化学製品、紙製品が増加し、増加基調。
生産活動は、一般機械、輸送機械が増加し、上向き。
観光は、入込客が増加するなど、底入れ。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、建設業などで新規求人数も増加するなど、緩やかな改善。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
【 北陸 】
北陸の景況は、輸出が弱含んだものの、個人消費、生産活動が上向くなど、横這い圏内の動き。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で食料品、高額商品を中心に増加するなど、やや上向き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、足許一服。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられるなど、底固い動き。公共工事は、国、市町村が増加し、上向き。輸出は、一般機械、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が減少し、弱含み。
生産活動は、医薬品が高水準を持続したほか、輸送機械が増加するなど、上向き。
観光は、温泉地の宿泊客数が増加するなど、底入れ。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、改善。
先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。
【 東海 】
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東海の景況は、輸出、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、百貨店販売が高額商品を中心に増加するなど、上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、持ち直し。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるなど、上向き。公共工事は、国、県が増加し、緩やかな持ち直し。輸出は、二輪自動車、自動車部品が増加し、緩やかな持ち直し。
生産活動は、電気機械、輸送機械が増加し、持ち直し。
観光は、温泉地、観光地の入込客数が増加するなど、緩やかな持ち直し。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
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【 近畿 】
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近畿の景況は、輸出が上向き、個人消費、生産活動が持ち直すなど、上向き。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で衣料品、高額商品などで動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、上向き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも増加するなど、緩やかな持ち直し。輸出は、半導体など電子部品、科学光学機器、電気回路機器が増加し、上向き。
生産活動は、輸送機械、窯業・土石製品が増加し、緩やかな持ち直し。
観光は、温泉地、観光地の入込客数が増加するなど、持ち直し。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。
先行きは、上向きで推移するとみられている。
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【 中国 】
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中国の景況は、輸出が上向き、生産活動、雇用情勢が持ち直すなど、上向き。
個人消費は、大型小売店販売が減少したほか、乗用車販売も減少するなど、足踏み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、緩やかな持ち直し。設備投資は、慎重な姿勢が続くものの、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、県が増加するなど、増加基調。輸出は、化学製品、欧州・豪州向けの自動車が増加し、上向き。
生産活動は、鉄鋼、自動車、化学が増加し、緩やかな持ち直し。
観光は、温泉地、観光地への入込客数が増加するなど、上向き。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数、所定外労働時間も増加するなど、緩やかな持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
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【 四国 】
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四国の景況は、生産活動が上向き、個人消費が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。
個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売が衣料品、高額商品を中心に増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、持ち直し。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、県が増加し、底固い動き。輸出は、一般機械、船舶が減少するなど、足踏み。
生産活動は、非鉄金属、電気機械が増加し、上向き。
観光は、温泉地・観光地ともに入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。
雇用は、製造業、医療・福祉で新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、上向き。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
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【 九州 】
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九州の景況は、生産活動が持ち直し、輸出が上向いたほか、設備投資が下げ止まり、緩やかな持ち直し。
個人消費は、大型小売店販売が衣料品などで減少したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少するなど、伸び悩み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、持ち直し。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、下げ止まり。公共工事は、国、県が増加し、緩やかな持ち直し。輸出は、一般機械、精密機械が増加するなど、上向き。
生産活動は、金属製品、電子部品・デバイスが増加し、緩やかな持ち直し。
観光は、観光地の入込客が増加するなど、緩やかな持ち直し。
雇用は、卸売・小売業、建設業で新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、緩やかな持ち直し。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
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【 沖縄 】
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沖縄の景況は、観光が回復の動き、個人消費が持ち直すなど、回復。
個人消費は、大型小売店販売が食料品、衣料品を中心に増加、家電品販売も白物家電などで増加したほか、乗用車販売が増加し、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、足許一服。設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、一進一退。公共工事は、国、県、市町村が増加し、持ち直し。輸出は、石油製品、再輸出品、一般機械が増加し、持ち直し。
生産活動は、横這い圏内の動き。
観光は、国内客に加え、台湾、韓国からの外国人客が増加するなど、回復の動き。
雇用は、完全失業率が改善したほか、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかな持ち直し。
先行きは、回復の動きが続くとみられている。
協力：一般社団法人全国地方銀行協会
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