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Home ぐるっと日本 東北 秋田県 「しょっつる」「なまはげ」など、独自の郷土文化が魅力
「しょっつる」「なまはげ」など、独自の郷土文化が魅力 印刷
2010年 6月 14日(月曜日) 14:22

秋田 なまはげ柴灯まつり

日本海に面し、東北地方の北西部に位置する。面積は11636.25平方㌔㍍で、人口は109万7000人。日本海に面しているため、冬は湿った冷たい風が吹き、特別豪雪地帯に指定されている。冬の日照時間が全国でもっとも短い分、夏の降水量は少なく梅雨の期間もかなり短い。

北部に世界遺産である白神山地があり、中央部には出羽山脈があるなど山地が多い。駒ヶ岳や栗駒山など、登山家の間で人気の山岳地帯を数多く持っている。森林面積が全体の71㌫を占めており、林業が盛んに行われている。

また、稲作が盛んで米の出荷量は日本で第3位。とくに県名を冠した「あきたこまち」は秋田ブランドとして全国的にも知られている。また、リンゴや梨、桃なども全国上位の生産量を誇っている。畜産業においては「秋田比内地鶏」が有名。「薩摩地鶏」「名古屋コーチン」と並ぶ日本三大美味鶏のひとつとして全国に知られており、都心部にも多数出荷されている。

南北に長い海岸線を有しており、そこではタイやヒラメ、スルメイカ、ベニズワイガニといった魚が獲れる。なかでも秋田ならではの魚として有名なのが「ハタハタ」で、県の魚にも指定されている。80年代に漁獲量が激減し一時は禁漁措置がとられていたが、95年にはふたたび解禁された。このハタハタを塩漬けにして発酵させたものが「しょっつる」と呼ばれる魚醤だ。さらに、これを使ってハタハタの身や野菜、豆腐などを煮込んだものを「しょっつる鍋」といい、秋田では郷土料理として古くから親しまれている。

全国的に有名な風習としては、「なまはげ」と呼ばれるものがある。これは鬼の面にミノなどを身につけて出刃包丁や鉈を持った「なまはげ」が各戸をまわり、「泣くごはいねがー(泣いてる子はいないか)」と子どもを探して回る風習のこと。家の主人がこの「なまはげ」をもてなすことで、その家の災いが払われるとされている。毎年2月には観光向けの行事として、「なまはげ柴灯まつり」が開催されている
最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:16