後藤斎知事は25日、県議会の代表質問で、富士山の麓から5合目までを結ぶ登山鉄道新設の可能性を検討する考えを明らかにした。自民党誠心会の渡辺英機氏への答弁。後藤知事は「費用や事業主体など課題もあるが、富士山の環境保全や冬季の来訪者数の増加など、観光振興にも効果が期待できる。庁内に検討会を設置し、しっかり検討していく」と導入に前向きな姿勢を明らかにした。県政策企画課によると、登山鉄道が敷設されれば、自動車排ガスの抑制による環境保全などにつながるとしている。
JA全農やまなしと富士急行は29日、高速バスのトランクスペースを活用し、貨客混載で農産物を東京に運ぶ「産地直送あいのり便」を初めて実施した。同JAによると、本県では初の取り組み。市場を経由した通常輸送よりも新鮮な状態で農産物を届けられることが特徴。今回はイベント用の3日間の輸送だが、今後は都内での販路の拡大を狙う。
2019年にこうふ開府500年を迎える甲府市で「2018小江戸甲府の夏祭り」が8月11日に開催される。かつて甲府は江戸から学者や文化人、歌舞伎役者などが盛んに往来し「小江戸」と呼ばれ賑わっていたことから、その時代の雰囲気を楽しめるお祭りとして、舞鶴城公園(甲府城跡)を中心に様々なイベントが催される。メイン会場の舞鶴城公園では地元の食材を使った料理や、ワインなどの販売を行うグルメ屋台が「肉処」「旨処」「冷処」「酒処」と4つのテーマによる食のイベントとして登場。
14日からの入園料を無料にする富士北麓の遊園地「富士急ハイランド」は12日、顔認証による入退場システムなど新施設を報道陣に公開した。顔認証は認証可能な小学生以上の全入場者が対象。ゲート通過時に一人一人の顔を瞬時に認証・記録し、入退場がコントロールできるようになるという。フリーパスを購入した来園者はチケットを提示しなくてもアトラクションに乗車できる。