鹿児島県は9日、2017年の「鹿児島県の観光の動向~鹿児島県観光統計~」を発表した。それによると、インバウンドの延べ宿泊者数は前年比54.7%増の74万4,180人で、観光消費額は49.6%増の403億3,800万円と大幅に伸長した。鹿児島県全体の延べ宿泊者数は10.9%増の798万6,670人で、延べ日帰り客数は5.1%増の1,378万2,000人。
古事記や日本書紀で神話の舞台として描かれ、数多くの神楽が残る宮崎県は、貴重な文化財として後世に伝えるため、県内の神楽を紹介する動画を制作している。動画へのアクセス件数は、公開開始から3年ほどで10倍以上に急増した。県文化財課の担当者は「これを機会に、神楽ファンを増やしていきたい」と語った。同課によると、県内には207の保存団体があるが、少子高齢化の影響などで、存続が危ぶまれている地域も多い。
日本三大裸祭りのひとつと言われている「若宮八幡社秋季大祭」が11月23(金・祝)~25日(日)の3日間、大分県豊後高田市で開催される。900余年の伝統をもつ豊作を感謝するこの祭り。初日には若宮八幡社から、最終日には下宮から、陸組によって担がれ出発した神輿が、川の手前で締め込み姿の川組へと引き渡され、川渡しが行われる。また、橋の上から火矢を放って大たいまつに点火し、世界一の大たいまつ(16メートル・5トン)の炎が夜空を焦がす。
2016年4月の熊本地震で仮住まいをしている被災者が、発生から2年半が過ぎた今年10月末時点で2万3096人となり、ピークの昨年5月末(4万7800人)と比べて半数を下回った。熊本県が12日発表した。県健康福祉政策課によると、10月末時点で仮住まいの内訳は、プレハブなどの建設型仮設住宅が6079人、被災者が民間賃貸住宅を見つけ行政が家賃を払う「みなし仮設」に1万6469人、公営住宅などへの入居が548人。
長崎県佐世保市中心部を100万個のイルミネーションで彩る「第23回きらきらフェスティバル」が始まった。15日夜、メイン会場の島瀬公園にある島瀬美術センターの壁面には、九十九島に夕日が沈む様子が浮かび上がった。アーケード街の店々が郊外の大型店に対抗しようと始め、冬の風物詩に。クリスマスまで、護衛艦カレーの食べ比べ「GC1グランプリ」(12月1日)や仮装大会(同5日)などのイベントがある。イルミネーションは来年1月14日まで。