経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
在日新華僑
東方通信社発行 学苑報
温暖な気候に育まれた 農産物とリゾート地が魅力 |
2010年 7月 06日(火曜日) 17:00 | |
九州の南東部に位置し、面積は7734平方㌔㍍、人口は約113万人。北は大分県、北西は熊本県、南西は鹿児島県に接する。夏、冬ともに湿気が少なく、暖流である黒潮のおかげで、冬でも気温があまり下がらないため、すごしやすい。 南国情緒溢れる豊かな自然と美しい海が特徴である。 産業においては農業が主となっている。特に「食の安全」については、先進的な取り組みを実施しており、通常2週間近くかかる残留農薬検査を2時間で全て検査できる「宮崎方式」と呼ばれる検査システムを独自に開発。また、全国初となる農産物の野菜の出荷前自主検査を実現した。 畜産業も有名で、ブランド牛「宮崎牛」の美味しさは有名で、和牛のオリンピックとも呼ばれる「第9回全国和牛能力共進会」において内閣総理大臣賞種牛・肉牛2部門を独占し、農林水産大臣賞9区分中7区分を制覇した。 漁業においては沖合、遠洋漁業が盛ん。主にカツオ、マグロ、鰯などが獲れる。また、国内プロスポーツのキャンプ地、リゾート地としても知られており、宿泊施設やゴルフ場が充実している。それにともない近年ではさまざまな観光ツアーが組まれており、国内外からの旅行客も増えている。日本国内におけるサーフィンのメッカとしても有名である。 主な観光地としては、日本神話における天孫降臨の地である高千穂が有名。また、県南東部には国の天然記念物である陸繋島の青島がある。波によって少しずつ浸食された結果、階段状の地層を成した珍しい地形が「鬼の洗濯板」といわれ人気を集めている。 風光明媚な日南海岸には観光特急「海幸山幸」号が走り、日本の伝統的な町並みを残す県南部の「飫肥」では「食べ歩き町歩き」が人気。 また、宮崎はゴルフ場が多く、冬でも緑の芝が青々と絨毯を作り、日本国内最高賞金額の「ダンロップフェニックストーナメント」等も開催される等ゴルフリゾートとしても有名。 郷土料理では、揚げた鶏肉を甘酢に漬け込んだ「チキン南蛮」や味噌で味付けされた汁を白米・麦飯にかけて食べる「冷汁」などがある。
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最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:26 |