リンガーハットと佐賀県の吉野ヶ里町は8月28日、吉野ヶ里町役場三田川庁舎おいて、新工建設舎に関する進出協定を締結した。敷地取得に7800万円、建物に8億5000万円、合計9億2800万円を投資する予定だ。竣工は2019年4月で6月から操業する計画だ。現在、鳥栖工場において 、リンガーハットで使用する「もやし」などを製造しているが、鳥栖工場の老朽化に伴い数年前から新工場建設を検討していた。
明治維新150年を記念し佐賀県が開いている「肥前さが幕末維新博覧会」全体の累計来場者数が11日、100万人に到達した。10カ月の会期で100万人来場の目標を掲げていたが、開幕から5カ月での達成に、山口祥義知事は「多くの方に来場していただいた。子どもたちが志を持って何かを成し遂げたいと思ってもらえれば」と語り、会期末の来年1月14日までさらなる盛り上げを期した。
「第34回全日本カブト虫相撲大会in太良」が22日、太良町のB&G海洋センター体育館であり、子どもたちが自分の“力士”を懸命に応援した。県内外の4歳から小学生まで約220人が参加。直径20センチのクヌギ材の輪切りを土俵に見立て、中心に糖蜜を含ませたスポンジを置いて競わせる。相手が闘わずに逃げると「にらみ出し」、勝負がつかない場合、ひっくり返して早く起き上がった方を判定勝ちとするルールも。
佐賀県は大規模地震の発生時に住民避難や物流確保の動脈となる「緊急輸送道路」のうち主要ルートを指定し、沿道にある耐震性の不明な建築物の耐震診断を所有者に義務付けることにした。7月にルート指定と事前説明会を行い、8月から義務付ける。国土交通省は南海トラフ地震などへの備えとして5年前に都道府県に対応を要請、大阪や愛知など15都府県が既に義務化しているが、九州では佐賀県が初めて。
22年ぶりの復活となる。有明海のアゲマキ漁を再開させたと、漁業者が佐賀県に報告した。佐賀県では1997年からアゲマキ貝の漁獲量がゼロになり県と漁協は20年以上かけて、稚貝の生産と放流に取り組んできた。放流された貝が産卵し天然のアゲマキ貝がようやく育ってきたため今年、22年ぶりに漁が再開された。