経済ニュース
きふきふ*ふるさと往来クラブ
在日新華僑
東方通信社発行 学苑報
神秘的な熊野三山を抱く 近畿屈指の果樹王国 |
2010年 7月 06日(火曜日) 15:08 | |
日本最大の半島である紀伊半島の西側、紀伊山地の南側に位置する。面積は4726平方㌔㍍、人口は104万人。古くから「木の国」といわれるだけあって、山林が多く県土の77㌫を山地が占めている。林業が盛んで、和歌山市や新宮市は製材業で知られる。県中部の丘陵地の斜面にはみかん畑が多い。 南部東側は年間雨量が4000㍉に達する多雨地帯である。沿岸部は黒潮の影響を強く受ける。また、太平洋に面する本州最南端の地・潮岬及び紀伊大島一帯は、吉野熊野国立公園に属する。和歌山市を中心とする県北部は阪神工業地帯の一部で、沿岸部には製鉄所や石油製油所が並ぶ。 「果樹王国」ともいわれ、果物の栽培が非常に盛んである。ミカン、ハッサク、柿などは日本一の生産量を誇る。スモモやキウイフルーツ、ビワなども栽培されており、それぞれ全国シェアの約1割を占めている。また、梅やその加工品の梅干の生産量では日本一を誇る。漁業も盛んで、マグロ、カツオ、ハモ、太刀魚などの水揚げ量が多い。また、清流にも恵まれアユの養殖が日本一。観光地としては和歌山市、高野山、白浜町、那智勝浦町などが有名。日本有数の温泉地でもあり、熊野の川湯温泉、白浜の崎の湯、海辺の洞窟を利用した那智勝浦町の忘帰洞、那智の大瀧などがある。和歌山マリーナシティ・ポルトヨーロッパ、アドベンチャーワールド、白浜エネルギーランドなどのレジャー施設も豊富で、大阪方面からの観光客も多い。社寺参拝の観光で有名な熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)や弘法大師空海ゆかりの地・高野山などには、多くの参拝客が訪れる。この一帯は世界的に有名で、04年には世界遺産に登録された。 名物としては、高野山のゴマ豆腐、熊野のサンマ寿司、梅、備長炭などがあげられる。
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最終更新 2010年 10月 14日(木曜日) 16:22 |