府議会の2025年国際博覧会(万博)誘致特別委員会は30日、誘致活動に関する緊急提言書を松井一郎知事に提出した。経済規模が小さく人口が少ない国にも直接訪問し、国と地方自治体、経済界が一体となって働きかけを強化することなどを求めている。府議9人でつくる調査団は今月9~12日、15年の万博開催地、イタリア・ミラノ市と隣国のサンマリノを訪問。誘致に尽力した当時のミラノ市長、レティツィア・モラッティ氏と面会し、博覧会国際事務局(BIE)の全加盟国を訪問することが重要だと説明されたという。
大阪府藤井寺市で4日、道明寺歴史まつりが開かれ、古墳時代から戦国時代までの歴史人物に扮した市民ら約150人が近鉄道明寺駅前の商店街を練り歩いた。道明寺周辺は大坂夏の陣の皮切りとなった道明寺合戦の舞台だったことから2016年まで武者行列のみだったが、17年から年代を広げ、聖徳太子や菅原道真らも登場するようになった。行列は道真を祭る道明寺天満宮から近くの公園まで約600メートルをゆっくり進んだ。
大阪府吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」内部の一般公開に予約が殺到していることを受け、公園を管理する大阪府は4日、公開時間を拡大すると発表した。公開は先月19日から始まったが、予約可能な4カ月先まで枠は全て埋まっていた。拡大されるのは今月16日から。午前11時~11時半と午後3時半~4時の各30分間が新たな公開時間になる。
1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル「太陽の塔」(大阪府吹田市)の内部が19日から一般公開される。大阪府は公開に向けて2016年から耐震化や修復工事を進めてきた。塔内部が広く一般に公開されるのは万博閉幕後、48年ぶりとなる。
大阪市議会の都市経済委員会は2月23日午前、大阪府立大と大阪市立大の運営法人を統合するための議案について、大阪維新の会や公明党などの賛成多数で可決した。同日午後の本会議でも可決になる見込みで、昨年11月には府議会で同様の議案が可決されており、府と市は2019年春に新法人を発足させる。法人が統合すれば、22年春に大学が統合する構想がさらに前進する。