「常磐もの」の呼び名で知られ、本県を代表するブランド魚のヒラメが1日、鹿島沖の一部で解禁された。解禁を待ちわびた釣り客は午前6時、一斉に船から竿出し。手元に伝わる独特の引きを楽しんだ。12月1日には、県内のほかの海域でも解禁を予定し、釣り客は来年3月ごろまで堪能できそうだ。
住友重機械工業の旧浦賀工場(神奈川県横須賀市浦賀)内にある「浦賀ドック」の見学会が27日、開かれる。ドックを観光資源として生かす取り組みを進める実行委員会が主催し、参加者を募集している。浦賀ドックは1899(明治32)年、建造。石造りが主流だった明治期のドックでは珍しいれんが造りで、全国では浦賀と川間(同市西浦賀)しかない。見学会では、市民ボランティアガイドとともに、普段は降りることができない地上から約18メートル下のドックの底まで足を運ぶ。
豊洲市場(江東区)開場にともない83年の歴史に幕を下ろした築地市場(中央区)で11日、解体に向けた作業が始まった。都は周辺の渋滞を防ぐため、1カ月以内に築地から豊洲につながる環状2号線(環二)の暫定道路を開通させる考えを示しており、解体工事を急ぐ構え。都は約1年4カ月かけて、155棟の建物の解体を予定している。2020年東京五輪・パラリンピックで主要な輸送ルートとしての役割も期待される環二は築地跡地を通ることから、都は暫定道路の工事に支障がある青果門の付近の建物から解体に着手し、整備を急ぐとしている。
千葉県香取市の佐原地区で12日、江戸時代から約300年続く「佐原の大祭」の秋祭りが始まった。北総の小江戸と呼ばれる古い町並みの中を、身の丈4~5メートルの大人形を乗せた13台の山車が14日まで引き回される。佐原の大祭は夏と秋の年2回行われる。関東三大山車祭りに数えられる国指定重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関の無形文化遺産にも登録されている。例年は3日間で約40万人の人出でにぎわう。