県は15日、平成27年の東京都中央卸売市場での県産青果物取扱高(金額)が566億円(前年比63億円増)で、市場シェアが10%(同0.5ポイント増)となり、都道府県別で12年連続日本一だったと発表した。前年と比べて取扱高が増えた品目は、レタス類(13億円増)、ピーマン(9億円増)、ハクサイ(7億円増)。
国の文化審議会で「史跡および名勝」に指定するよう答申された常陸太田市新宿町の西山御殿跡(西山荘)。近く答申通り告示される見通しだと産経新聞が報じた。「史跡および名勝」に指定されるのは、大正11(1922)年の水戸市の常磐公園(偕楽園)以来、93年ぶり2件目。西山御殿跡は水戸藩2代藩主・徳川光圀が隠居後に住んだ邸宅跡。
9月9日から11日にかけて発生した関東・東北豪雨により大きな被害を受けた茨城県常総市で、ふるさと納税を活用した支援が急増していると日本農業新聞が報じた。広範囲で浸水し、多くの農家などが被災したことから、市から返礼の特産品が贈れない状況だが、ふるさと納税の申込金額は既に2億円を突破。ネットを通じて温かい善意の輪が全国に広がっている。関東・東北豪雨の影響で常総市西部を流れる鬼怒川が決壊。市街地など約40平方キロメートルが浸水し、いまだに避難所での生活を強いられる人がいるなど、完全な復旧には相当の時間がかかる見通しだ。
日本三大稲荷として知られる笠間稲荷神社(笠間市笠間1)で10月17日、「第108回笠間の菊まつり」が始まったと水戸経済新聞が報じた。同まつりは日本最古の菊の祭典で、1908(明治41)年、同神社の宮司が日露戦争によって荒廃した人々の心を和ませようと境内に菊花を展示したのが始まり。2007年の第100回を契機に市民参加の催事に発展し、同神社を中心に約1万鉢の菊の花が市内を彩る秋の風物詩になっている。