ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の開幕に合わせ、札幌市は20日、競技場に入れなくてもライブ中継で観戦できるファンゾーンを、同市中央区の大通公園とJR札幌駅南口広場の2カ所に開設した。国内外から大勢のラグビーファンが日本対ロシアの中継を観戦しようと集まり、ビールを手に盛り上がった。大通公園の会場では同日午後5時からオープニングセレモニーが行われ、秋元克広市長が「みなさんと市民が交流できる絶好の場。一緒に楽しみましょう」などとあいさつした。
北海道は29日、道内で生活する外国人からの生活や就労などの相談に一元的に対応する窓口「外国人相談センター」を札幌市内に開設した。英語や中国語などを話せる相談員が在留手続きや医療など幅広いテーマで助言する。4月に施行された改正出入国管理法で、道内でも増加が見込まれる在留外国人への相談体制を整える。窓口は北海道庁別館12階に設けた。外国語を話せる相談員が窓口で面談するほか、通訳会社を介する電話通訳システムや自動翻訳機なども活用して11言語以上に対応する。
日本原子力研究開発機構(原子力機構)は2日、高レベル放射性廃棄物の地層処分を研究する「幌延深地層研究センター」(北海道幌延町)の研究期間を2028年度末までとする新たな研究計画案を、地元の幌延町と北海道に提出した。原子力機構と道、地元自治体は同センターについて「3者協定」を結んでおり、当初計画では21年度末をめどに研究を終了するとしていた。
中国の配車サービス大手、滴滴出行とソフトバンクが共同出資するDiDiモビリティジャパンは21日、タクシー配車アプリサービス「DiDi」を北海道で始めた。訪日観光客が多く訪れる札幌市、函館市、富良野市の3エリアで地元のタクシー会社と組む。同社は2018年の大阪を皮切りに都内や京都市、神戸市でもサービスを展開している。北海道は中国人に人気の観光地も多く「中国でダウンロードしたアプリをそのまま使えるサービスの需要がある」(同社)。
5月26日の北海道は、上空の5月最強の暖気の影響で記録的な暑さとなっており、昼前には年間を通しての北海道記録や5月の全国最高気温を更新するまでに気温が上がった。午後6時までの最高気温は、網走地方の佐呂間で最も高く39.5度。北海道の観測史上初となる39度台となった。北海道の上空には5月としては記録的な暖気が流れ込んだ。