県内有数のフルーツの産地、世羅町で特産のナシが17日、初出荷された。今年は梅雨明けが早く、気温が高かったため生育が進み、例年より1週間ほど早い初出荷となった。JA尾道市によると、降雨が少なかったことでやや小ぶりだが、糖度は13度前後と甘くなったという。同町では、2つの生産組合に所属する約30戸のナシ農家が、93ヘクタールの果樹園で主に赤ナシの「幸水」と「豊水」を生産。高地で寒暖の差が大きいことに加えて、袋をかけずに育てるため果実に太陽光が直接当たり、糖度が高くなる。
岡山県真庭市の湯原温泉街一帯で8日、地区に伝わる巨大はんざき(オオサンショウウオ)にちなんだ「はんざき祭り」が開かれ、全長約10メートルのはんざきねぶたが湯の街を彩った。ねぶたは午後7時半、地元観光関係者らに引かれて市湯原振興局(同市豊栄)を出発し、露天風呂「砂湯」近くの旭川河川敷まで約1.2キロをパレード。あでやかな黄色に輝く巨体が旅館の並ぶ温泉街を進む姿は迫力満点で、見物客がしきりに写真に収めていた。
農林中央金庫と島根県森林組合連合会、松江森林組合は11日、松江城内で伐採された杉で作ったベンチ15脚を、松江市に寄贈した。材料には、腐朽のため昨年伐採された城内の樹齢240年の杉の一部を使用。農林中金は地域産材の利用拡大支援活動(CSR活動)を通じた農林水産業振興や社会貢献に取り組んでおり、森林組合と共同で寄贈することにした。
冬の鳥取砂丘(鳥取市)を彩る光のイベント「鳥取砂丘イリュージョン」の実行委員会は12日、今年の実施要綱を発表した。今回初めて、「砂の美術館」(同)と、同館の人気イベント「3Dプロジェクションマッピング」とテーマや日程で連携、一体になってにぎわい創出を図る。鳥取砂丘イリュージョンは12月10~25日、市営鳥取砂丘駐車場周辺で開催。砂の美術館の今年の展示テーマ「砂で世界旅行・南米編」に連動、「南米の世界遺産」をテーマにする。30万球の電球で、イグアスの滝などを表現する計画だ。
"夏休み期間中、小学生は「50円」で市営バスに乗車できる" 宇部市交通局(宇部市大字善和)が7月21日、小学生を対象に1回50円で市営バスに乗車できる夏休み企画「こども50円バス」を始めたと山口宇部経済新聞が報じた。夏休みを迎え、外出の機会が増える小学生やその保護者の利用促進を目的に実施する同企画。県内のバス事業者でも同様の企画が実施されており、「県全体の取り組みにしていこう」と初めての実施を決めた。