広島県内の中山間地域を舞台に来年3月から始まる官民連携プロジェクト「ひろしま さとやま未来博2017」(ひろしま里山交流プロジェクト実行委主催)の全体計画が15日、決まった。11月までの期間中、地域を支える人や取り組みに焦点を当てた企画などを通し、新たな価値や魅力の発見につなげる。この日、同実行委の第2回会合を広島市内で開催。会長を務める湯崎英彦知事や福山市、神石高原町など中山間地域のある19市町の代表ら約30人が出席し、計画を全会一致で承認した。
岡山県西部に伝わる国重要無形民俗文化財・備中神楽のシーズンが到来した。江戸時代から農村の娯楽としても親しまれてきた伝統芸能は、各地の神社で奉納されるだけでなく、イベントでも相次いで披露される。雄壮な舞を楽しめる主な催しを紹介する。備中神楽の愛好家でつくる「倉敷備中神楽伝承道場」が結成25年目を迎え、11日にマービーふれあいセンターで記念公演を開く。
NTTタウンページが職業別電話帳データをもとにまとめた「都道府県別・寺院ランキング」によると、人口に対して寺院が最も多いのは福井県で、人口約10万人あたり162.78件。次いで島根県(132.14件)、富山県(125.42件)の順となった。一方、神社が最も多いのは島根県で、福井県は12位。福井県をはじめ、富山県、新潟県などは浄土真宗の布教拠点となった関係で日本海には寺院が集中。出雲大社のある島根県には寺院と神社の両方が多いことがわかった。
日本、中国、韓国で共同開催している国際演劇祭「第23回BeSeTo(ベセト)演劇祭」が14日から10月10日まで、鳥取県を主会場に開かれることになり、上演プログラムなどの概要が発表された。BeSeTo演劇祭は北京、ソウル、東京の英語表記の頭文字から名付けられ、1994年にスタート。同年のソウルでの開催以降、韓国、日本、中国と持ち回りで開催してきた。従来、日本では東京で開いてきたが、今回初めて鳥取県を主会場とする。
山口県は8月27日・28日、9月3日・4日の4日間、自転車による新たな魅力づくりを推進するプロジェクト「サイクル県やまぐち」の初イベントを開催すると山口宇部経済新聞が報じた。サイクルスポーツを通して山口県の魅力を発信することで、交流人口・観光客の増加や地域資源の再発見などを目的にする同プロジェクト。全国的なサイクルスポーツ人気や、県内で近年サイクルイベントが盛んに行われていることに着目。協議会を今春立ち上げ、展開を始めた。