フグの取扱量日本一で知られる山口県下関市の南風泊市場で1月4日未明、新春恒例のフグの初競りがあり、威勢の良い掛け声とともに、最高級の天然トラフグや養殖フグが競り落とされた。この日の取引量は平成27年より2.2トン多い計11.3トンで、最高値は1キロ当たり1万2000円と、3000円安かった。
山口県防府市台道の小俣地区に伝わる奇祭「笑い講」が6日、頭屋(当番)の民家で開かれ、「ワーッハッハ」という年忘れの大きな笑い声が響いた。約800年前の鎌倉時代から伝わるという奇祭では、「講員」と呼ばれる世襲の15人が紋付きはかま姿で集まった。神棚に祝詞をあげ、酒を酌み交わした後、2人一組でサカキの枝を振りながら3回大笑い。1回目は今年の収穫を感謝、2回目は来年の豊作を祈願、3回目は今年の苦しみや悲しみを忘れる意味がある。
山口県は10日、国の2016年度予算編成と政策決定に関する45項目の要望を発表した。自動運転タクシーを活用して中山間地域を活性化するための特区指定や、2018年の明治150年を記念する施設の同県への整備など、地方創生に重点を置いた内容だ。12日に村岡嗣政知事らが関係省庁に要望する。自動運転タクシーによる地域活性化はディー・エヌ・エーの子会社、ロボットタクシー(東京・渋谷)と組んで計画する。
トリップアドバイザーはこのほど、「口コミで選ぶ日本の橋ランキング」を発表した。15年9月までの1年間に、トリップアドバイザーのウェブサイト上に投稿された口コミの評価をもとに、独自のアルゴリズムで集計したもの。1位は山口県の角島大橋となった。2位から4位には沖縄県の古宇利大橋、伊良部大橋、池間大橋がランクイン。5位には徳島県の奥祖谷二重かずら橋が選ばれた。
豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が3日午前、山口・下関港あるかぽーと岸壁に寄港したと各紙が報じた。下関市港湾局によると、同船の下関寄港は28回目で、乗船客は市内や秋芳洞観光などで秋晴れの1日を過ごした。寄港に合わせて岸壁では、下関平家踊保存会八音会による平家太鼓の披露などがあった。