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東方通信社発行 学苑報

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中国国内の大学にて、日本語科の学生に対して配布されるフリーペーパー
CRI
中国から日本へ「羽生選手の応援は任せて!」の声、華春瑩報道官からも 印刷
2021年 10月 11日(月曜日) 00:00

国際オリンピック委員会(IOC)は9月29日、北京冬季五輪・パラリンピックでは入場券を国外の観客には販売せず、感染症対策に関する条件を満たした国内の観客にのみ販売すると発表しました。これを受けて、日本のネットユーザーからは「現場に行けないことが残念だ」との声が挙がり、特にフィギュアスケートの羽生結弦選手のファンからは「会場での応援は中国の皆さんに託す」とのメッセージが発信されました。これを受け、中華人民共和国駐日本国大使館がツイッターで「日本選手団をしっかり応援していきます」と応えたことが話題になりました。

さらに、10月1日には外交部の華春瑩報道官が駐日大使館の投稿を引用して日本語でリツイートし、「羽生結弦選手のファンの皆さまへ『現地応援は中国の皆さんに託す』との声を目にしました。お任せください!そして中国の新型コロナ対応へのご理解、ありがとう!冬季五輪・パラ共に、日本を含む各国選手の方々をしっかり応援します。東京五輪に続いて、北京冬季五輪も成功に向けて頑張ります!」と表明しました。

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外交部の華春瑩報道官によるリツイート

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中国のネットユーザーの投稿

また、この流れを受けて中国のネットユーザーたちも「羽生選手の逆境に立ち向かう精神に大勢が心を打たれた。前向きなエネルギーを持つアスリートである彼に、最高の応援を届けたい」「中国の観客たちは世界各国すべての選手を応援するだろう。会場だけでなく、ネット上でもみんなで一緒に応援する」といった声を発信しています。

 
2020ドバイ万博中国館 科学技術感覚と体験を融合 印刷
2021年 10月 08日(金曜日) 00:00

ドバイ万博の中国館が現地時間の10月1日に開館し、世界各地の来客を迎えています。中国館の名前は『華夏之光』で、建物は伝統的な赤い提灯の形をしています。テーマは「人類運命共同体の構築――イノベーションとチャンス」です。館内の展示は科学技術感が高く、観客とやり取りできるのが魅力です。館内には北斗環幕映画や高速鉄道の模擬運転、未来概念車、人工知能ロボットなどが展示されています。

パンダロボットの優悠くんは中国館の平和友好の使者です。体には41の運動関節があり、人間と同じような目をし、感情を表すことができます。また、環境によって、人間と交流することができ、絵を描いたり、太極拳をしたりすることもできます。

2020ドバイ万博中国館 科学技術感覚と体験を融合

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パンダロボットの優悠くん

優悠くんがいるスマート生態の展示エリアでは、中国のパンダがどうやって繁殖・生息し、どのように感情を表現するのかが紹介されています。ここでは、中国で「ハイブリッド米の父」と呼ばれる袁隆平氏が研究・開発した稲を含めたスマート農業も展示され、来客は中国が従来提唱してきたグリーン発展の理念を紹介しています。

中国館には、未来的かつSF風の車が置かれています。ホログラフィック映像と五感機能を搭載したデザインが特に注目されています。また、多画面連動型の人と車のインタラクティブシステムやスマート音声の「アシスタント」は中国が自主的に開発したものです。

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スマートカー

宇宙は人類が未知の世界を探求する永遠のテーマです。探索と発見の展示エリアでは、ここ数年、中国が宇宙飛行の分野において収めた成果を見学することができます。その中には、嫦娥5号探査機や北斗衛星ナビゲーションシステムが含まれています。

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探索と発見展示エリア

『華夏之光』中国館の敷地面積は4636平方メートルで、2020ドバイ万博の大型パビリオンの一つです。中国館はみんなの夢、みんなの地球、みんなの家屋、みんなの未来という四つの段階で、中国が異なる分野で遂げた成果を示しています。

 
バイデン政権 初の対中貿易政策を発表 率直に話し合い、緊張の激化を求めない 印刷
2021年 10月 06日(水曜日) 19:51

米通商代表部(USTR)代表のキャサリン・タイ氏は4日ワシントンで、米中の第1段階の経済貿易協議の実行状況や産業政策などの問題について中国と率直な対話を展開する計画だということを明らかにし、中国との貿易関係の緊張を「激化」させるつもりはないという米政府の立場を示しました。

タイ代表は同日、米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で講演し、バイデン政権の対中貿易政策とビジョンを初めて説明しました。タイ代表は「バイデン政権は『全く新しく、全面的かつ実務的』な方法で対中経済貿易関係を処理することを求めている」と述べました。そのうえで、「同盟国と共同で『公平』な国際貿易ルールを制定し、あらゆる政策ツールを利用して米国経済を『不公平』の競争行為から保護する」と指摘しました。

タイ代表はまた、米側が対象を絞った関税免除手続きを開始し、米国企業が、米国に輸出する一部の中国製品について関税免除を申請することを許可する方針を示しました。そのうえで、米中両国が「長期的に共存する」という概念を打ち出し、米中貿易構造を構築する新たな道を求めていく考えを示しました。

また、講演後の質疑応答の際、米国と中国の経済を切り離す「デカップリング」について、タイ代表は「世界の2大経済体が貿易を停止するのは現実的ではない。我々の求める『リカップリング』の目標は何なのか、米側が考えるべき問題はこれかも知れない」と述べました。

このほか、ホワイトハウスの高官は3日、米国の対中貿易の政策と立場について電話ブリーフィングを行い、バイデン政権が前政権のやり方に反対していると表明しました。その理由については、「米国国内にとっても同盟国にとっても優位性が確保されていない。前政権のやり方は時に混乱し、米国経済の一部の分野を損ない、米国が直面する戦略問題を解決するものではなかった」と述べました。

 
「漢服」が今年も見どころに=中国国際漫画・アニメフェスティバル 印刷
2021年 9月 28日(火曜日) 19:05

第17回中国国際漫画・アニメフェスティバルが今月29日から10月4日にかけて、中国南東部の浙江省杭州市で開催されます。日本のアニメ制作会社を含む、国内外の企業1万7000社余りが出展します。

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2020年に行われた第16回中国国際漫画・アニメフェスティバルで披露されたコスプレ

このイベントはオンラインとオフラインの形式を併用して開かれ、5G通信やビッグデータなどの新技術を活用することで、会場に足を運ばずとも出展・観覧することが可能です。

「漢服」が今年も見どころに=中国国際漫画・アニメフェスティバル_fororder_夜1-2
第16回中国国際漫画・アニメフェスティバルで人気を集めた「中国風」

昨年初めて設立された「国風館(“中国風”がテーマのパビリオン)」をきっかけに、漢服がこのイベントの風物詩となりました。今年は、数多くの「中国風」がメインの展示ブースが設けられ、漢服のブランドが数多く出展します。期間中、漢服ショーや漢服体験などのイベントも行われる予定です。

 
【観察眼】中国ASEAN博覧会は米国が中国を圧迫するもう一つの「ワーテルロー」に? 印刷
2021年 9月 14日(火曜日) 18:20

【観察眼】中国ASEAN博覧会は米国が中国を圧迫するもう一つの「ワーテルロー」に?

4日間にわたって開催された第18回中国ASEAN博覧会は、9月13日に中国南西部の広西チワン族自治区の中心地・南寧市で閉幕した。今回の博覧会の契約投資額は3000億元を超え、過去最多となった。これは中国とASEANの経済貿易と各分野の協力の新たな成果、新たなビジネスチャンスと見られ、米国が他国を抱き込んで中国に圧力をかけることの失敗の証明と言えるかもしれない。

2003年に創立された中国ASEAN博覧会は過去18年間、中国ASEAN関係がアジア太平洋地域協力の中で最も成功し、最も活力を持つ模範となっていることを示すものとなっている。新型コロナ禍で世界経済が景気後退に陥った2020年も中国とASEANの貿易額は増加を続け、ASEANは中国の最大の貿易相手国に成長した一方、中国は12年連続でASEANの最大の貿易相手国の地位を維持した。習近平国家主席が9月10日、第18回中国ASEAN博覧会と中国ASEANビジネス・投資サミットへの祝賀書簡で指摘したように、中国とASEANが対話関係を築いてからの30年間、互いに最大の貿易パートナーとなり、アジア太平洋地域で最も活力のある協力となっている。

【観察眼】中国ASEAN博覧会は米国が中国を圧迫するもう一つの「ワーテルロー」に?

しかし、中国とASEANの経済貿易の緊密化に直面し、中国を唯一の競争相手と見なす米国バイデン政権は、東南アジアへの影響力を争うため、ハリス副大統領を8月22日~26日にASEANにおける中国の主要貿易相手国であるシンガポールとベトナムを訪問させ、ASEAN諸国を取り込んで中国に対抗しようと試みた。ところが、ASEAN諸国は自国の利益を考え、大国間の闘争に巻き込まれたくないことを明言している。

現在、ASEAN諸国はすでに中国と安定した政治・経済・貿易関係を築いている。中国との明るい協力の見通しを前にして、ASEAN諸国の望みは新たな冷戦に巻き込まれることではなく、中米両大国が互いに牽制し合って勝敗を分けないことである。このようにしてこそ小国は「両手に花が咲く」ことができるのかもしれない。米国の副大統領が自ら出馬しても、ASEANと中国の不可分の経済貿易関係を揺るがすことは難しいだろう。今後、中国経済が日増しに強大になるにつれて、この傾向もさらに顕著になり、米国が他国を抱き込んで中国を包囲しようとする企みはますます実現しにくくなるに違いない。

国際社会では、米国は同盟国を結集させて中国を圧迫し、経済面では貿易関税などの方式で中国の発展を遅らせているが、中国経済はマクロ的に台頭の勢いを形成しており、制裁、圧迫では歯止めがかけられないことは一般的に認識されている。ASEANは中国最大の貿易パートナーであり、今年上半期、中国との貿易額はすでに4000億ドルを突破し、前年同期比38.2%増となった。第2の貿易パートナーであるEUの貿易額より225.5億ドル多く、先頭を走っている。このような明るい協力の見通しを前にして、ASEAN諸国はどうして米国の言いなりになって中国に対抗することができるのだろうか。

科学技術面では、近年、米国は5Gや半導体などのハイテク分野で中国企業を圧迫し続け、中国の科学技術発展の勢いを抑制しようとしている。しかし、中国は5G、人工知能(AI)、新エネルギーなどの科学技術革新分野における発展が躍進しており、今回の博覧会でASEAN各国は中国-ASEAN科学技術協力を非常に期待している。マレーシアのカイリー・ジャマルディン科学技術イノベーション大臣は、「中国とASEANの科学技術革新協力は非常に重要であり、これは双方の連携を強化するだけでなく、人民により多くの福祉をもたらす」と示した。科学技術協力は中国ASEANの質の高い発展を後押ししており、中国ASEAN協力の新たな原動力となっている。

【観察眼】中国ASEAN博覧会は米国が中国を圧迫するもう一つの「ワーテルロー」に?

閉幕したばかりのASEAN博覧会を振り返ると、新型コロナウイルス感染症の影響にもかかわらず、中国とASEANの経済貿易や各分野の協力は素晴らしい成果を上げ、アジア太平洋経済に活力を注いでいる。同時に、中国の平和的な台頭は歴史発展の趨勢の赴くところであり、その勢いは止めることができず、米国が中国を包囲する陰謀は結局、何にもならないことを人々に示している。

 
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