一部の地域で深刻化している電力不足を緩和させ、エネルギー消費量の高い産業の発展を抑制し、国民生活を保障するため、国家発展改革委員会は6月1日から、15の省・直轄市の商工業と農業用の電力価格を平均1キロワットアワー当たり0.0167元引上げ、住宅用電力の価格を調整しないことにしました。

今回、電力価格が調整される15の省・直轄市は、山西、青海、甘粛、江西、海南、陝西、山東、湖南、重慶、安徽、河南、湖北、四川、河北、貴州です。そのうち、山西省は1キロワットアワー当たり0.024元引上げで、引き上げ幅は最も大きく、四川省は1キロワットアワー当たり0.004元引上げで、調整幅は最も小くなっています。国家発展改革委員会は、今回の電力価格の調整は住民に直接関わるものでないため、ＣＰＩ（消費者物価指数）に直接的影響がなく、間接的影響も少ないだろうと見ています。