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東方通信社発行 学苑報
スペイン・カタルーニャの衝突で見える西側の二重基準 |
2019年 10月 21日(月曜日) 09:19 | |||
スペインのカタルーニャ州は、おととし10月に憲法裁判所の判決を無視して、いわゆる「独立」を問う国民投票を行いました。この当時の独立派の関係者9人に対して今月14日、スペイン最高裁判所で実刑判決が下されましたが、その後バルセロナで抗議デモや警察との衝突が相次いでいます。西側諸国や国際機関はこの騒ぎに対して、自らの利益を考えて沈黙を続けており、香港のデモとはまるで違った姿勢を示しています。 バルセロナでは14日以降、デモ隊が公共施設を破壊したり警察を攻撃したりするなどの騒ぎが続いており、警察は警棒でデモ隊を追い払っています。しかし、この騒ぎに対する西側諸国やメディアは、香港の時とまるで違った対応を示しています。
スコットランドのニューランズ議員は、イギリス放送協会(BBC)の報道に対して、SNSで「もう7時7分だが、カタルーニャ州に関する報道は一切なく、香港立法会の最新情報を伝えている」と投稿しています。
また、インドの学者ナラパット氏は18日、新聞「パキスタン・オブザーバー」に文章を掲載し、「カタルーニャはEUの沈黙を忘れることはない。EUは、自由と自決の実行者だと称し、しばしば外国を説教しているが、これには例外がある。例えば、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国がリビアやシリアなどで起こした人権危機の問題は常に無視している」と述べています。
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